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浜崎あゆみ、デビュー当時の苦悩明かす「何をするのにも怖くて何もできないと思っていた」

2018年08月12日 12:12  リアルサウンド

リアルサウンド

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 軽部真一、加藤綾子アナウンサーが司会を務める音楽番組『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)。8月11日放送回では、「浜崎あゆみ 20周年スペシャル」と題して、浜崎あゆみが登場した。


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 番組には9年ぶりの出演となる浜崎は、今年デビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎えている。加藤から「20年を経て感じる自身の変化」を聞かれると、「逆にないかもしれないです。すごくあっという間でした。そんなことを考える時がなかったと思います。時間の方が自分を追い越しちゃってる感じで、私が変わらないまま取り残されたじゃないけど、そんな感じがしていて、変わってないですかね」と多忙な20年間の歩みを振り返った。「デビュー当時の自分に伝えたいこと」という質問には、「『大人になっても未来はいいもんだよ』。昔の方が何に対しても怖かったのは絶対的にあったので。知識もなかったですし、何も知らないから、何をするのにも怖くって、何もできないと思っていたので。今は少しずつですけど、学ばせてもらって、楽しむ余裕ができたので、19歳の自分に『大人になったらそんな大変じゃないよ』って言ってあげたい」と不安ばかりだったデビュー当時を明かした。


 毎日が精一杯で挫けそうだったデビュー当時、浜崎は家に帰り20分後には仕事の迎え時間が来ることもあったという。「友達、家族と会う時間もないですし、毎日、何が起きてるかが分からない。だけど、立ち止まらないように、諦めないようにしなくちゃなって感じでした」と語り、そんな多忙な日々を支えたのはファンの存在だった。「ライブでファンのみなさんに会うと、自分が存在している意味があるんだなって思えますね。それまでは一人なので、ずっとカメラに向かってる。そういう時は少し不安になります」とファンの声援が浜崎を支えていることを伝えた。


 「日常生活に欠かせないもの」には、「7匹の愛犬たち」と答え、ドッグランなどのスペースを設けるため、引越しまでしたのだという。「1日だけ自由に街を歩けたら何をしたい」を聞かれ、「タモリさんになってみたい。これは昔から思ってて、タモさんにも言った気がします。タモリさんってどっからどう見てもタモリさんじゃないですか。一回海外でお会いしたんですけど、一瞬でタモリさんなんですよ。それをタモリさんに言ったら『あゆに言われたくないよ。お互い様だよ』って言われたんですけど、自分のことが分からないので、タモさんになったら人はどんな風に見るのかなって」と真剣に答えるものの、浜崎あゆみからタモリへと変わらず人気者になりたいという願望を指摘されると、「俯瞰で見てみたいんですかね。注目されるっていうのがどんなことなのか」と興味を示した。


 今回新曲として披露した「æternal」については、「タイトルにトリックがあって、ラテン語表記なんですけど、小文字のaが(eに)背中合わせにくっついてるような状態で始まる『æternal』でして、その答えは歌の中にあります」と楽曲に込めた思いを明かした。ほかにも、「TO BE」「Voyage」、名曲集として過去に披露した「A Song for ××」「M」「evolution」をVTRで振り返った。8月18日の放送では、クレイジーケンバンド、ポルノグラフィティ、森山直太朗、家入レオが出演する予定だ。(向原康太)