トップへ

マルケス、MotoGPオーストリアGPで今季3度目のポール獲得。ランキング2番手のロッシは14番手に沈む

2018年08月11日 23:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
MotoGP第11戦オーストリアGPのMotoGPクラス予選が、オーストリアのレッドブル・リンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が1分23秒241でポールポジションを獲得。一方、マルケスを追うランキング2番手のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は14番手スタートとなった。

 2日目午前中のフリー走行3回目はウエットとなり、初日午前中のタイムを更新することが難しい状況。結局フリー走行1回目の結果がそのまま3回のフリー走行総合結果となり、初日総合トップのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がフリー走行3回目までの総合トップとなった。

 午前中に行われたフリー走行3回目終盤から路面は次第に回復。予選前のフリー走行4回目はドライコンディションで行われ、ここではマルケスがトップタイムを記録している。

 続いて行われたフリー走行3回目までの総合11番手以下のライダーによって争われる予選Q1も、路面コンディションはドライ。ここでは総合11番手に沈んだロッシも加わり、13名のライダーによって予選Q2が争われた。

 Q1で上位につけたのは、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)とアレックス・リンス(スズキ)。ロッシは一時はQ1突破圏内につけたもののセッション後半のアタックでポジションを上げることができず、セッション4番手でQ1敗退を喫している。

 Q2はバウティスタとリンスを加えた12名のライダーによって、気温22度、路面温度31度のドライコンディションで争われた。

 Q2でまずトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。ロレンソは開始3分経過前に1分24秒232を記録してリーダーボードのトップに立つ。しかし、その直後にマルケスが1分23秒810を記録して逆転。マルケスは開始4分22秒で1分23秒511とファステストを更新して1回目のアタックを終える。

 2回目のアタックが始まると、いち早くタイヤ交換を行ったロレンソが残り7分を切ったところで1分23秒415を記録してトップに浮上する。しかしマルケスも2回目のアタックで1分23秒395を記録してトップを奪還。

 ロレンソは2回目のアタックを終えると再びピットに戻り、3回目のアタックを行う。しかし、残り5分を切ったところでマルケスが1分23秒241とさらにファステストを更新。マルケスは10コーナーでマシンが振られるシーンも見られたがタイム短縮に成功し、そのまま今シーズン3回目のポールポジションを獲得した。

 予選トップタイムをマークしながら3グリッド降格のペナルティを受けた第3戦アメリカズGPを加えると、今季4度目の予選トップタイムとなる。

 2番手に終盤のアタックで自己ベストとなる1分23秒243を記録したドヴィツィオーゾが続き、ロレンソは3回目のアタックで1分23秒376と自己ベストを更新し、さらにチェッカー後も最後までアタックを敢行したものの、ドヴィツィオーゾに及ばず3番手に終わった。

 4番手は1分23秒503でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、5番手は1分23秒812でカル・クラッチロー(ホンダ)が続いている。

 マーべリック・ビニャーレスは11番手、ロッシは14番手とヤマハファクトリーふたりにとっては苦しい予選結果。中上貴晶(ホンダ)もQ1突破ならず21番手と低迷。7列目から決勝レースを迎えることになった。

 また、16番手タイムを記録したフランコ・モルビデリ(ホンダ)はフリー走行1回目のスロー走行により、3グリッド降格のペナルティを受け、決勝レースは18番グリッドからスタートする。