2017年までMotoGPクラスに参戦し、2018年途中までMoto2クラスを戦っていたエクトル・バルベラが、スーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦するKawasaki Puccetti Racingとの契約に合意。WSS第10戦ポルトガルラウンド以降のシーズン終盤4戦に参戦することになった。
WSSのなかでもトップチームのひとつであるカワサキ・プセッティレーシングは今シーズン序盤、所属ライダーであったケナン・ソフォグルが引退。シエリダン・モライスが後任を務めていたが、第10戦以降はバルベラがモライスに代わって参戦、WSSにフル参戦している唯一の日本人ライダーである大久保光のチームメイトとなる。
バルベラは今シーズン、チームポンスよりMoto2クラスに参戦していた。しかしホームレースのカタルニアGP直前に飲酒運転で逮捕されたことが原因で、チームと合意の上で契約解除。2002年以降ロードレース世界選手権に参戦していたバルベラだが、プロダクションレースクラスへの参戦は初となる。
バルベラは今回の契約にあたり「再びサーキットに戻ってくることを願っていたから、モチベーションが上がっている」とレース復帰をよろこんだ。
「(チーム代表である)マニュエル(・プセッティ)は僕に大きなチャンスを与えてくれた。いい結果でもって彼に報いたいと思っているよ。勝つために懸命にトレーニングもしている。とても幸せだよ」
バルベラのWSS初戦は9月14~16日、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われる第10戦ポルトガルラウンドとなる。