国内人気No.1レースであるスーパーGTの魅力を伝えるトークバラエティ『GTV』の収録が8日都内で行われ、先日TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZレースに初参戦を果たした小塚崇彦と、2018年に現役から引退した無良崇人がゲスト出演する。
『GTV』の11年におよぶ歴史の中で初めてとなるスーパーGTドライバーがゲストにいないという今回の放送では、「モータースポーツの魅力」をテーマに、小塚と無良がそれぞれのモータースポーツへの関わり方やフィギュアスケートとの共通点などを語った
先日の第5戦富士でスーパーGTを初観戦したという小塚は、「すごい熱気でしたね。グリッドウォークもメインスタンドも人が多くて本当にびっくりしました」と、レースをファン目線で満喫したようだが、その小塚は7月に富士スピードウェイで開催された86/BRZレースでレースデビューを果たしている。
トヨタ自動車に所属しているため、もっとクルマのことを知りたいと考えていたところ、埼玉トヨペットから参戦のオファーが届き、多忙の中練習を重ね準備をしてきたという。デビューレースでは惜しくも予選落ちとはなったものの、練習中の秘話や初参戦の特別映像に自らがその時の解説を加えるなど、「ひさしぶりに現役時代の緊張感を味わった」という現地での状況が伝えられる。
一方、無良のクルマ好きはファンには周知のこと。全日本GT選手権のころからスーパーGTが好きで、幼少期は「MOTUL GT-Rを応援していました」という。共通のスポンサーのつながりから現在はプライベートでも仲がいいという荒聖治の愛車であったBMW F31 320dの新オーナーともなっている。
番組中では、荒以外にも親しいGTドライバーからコメントが寄せられ、うれしはずかしな表情を浮かべる無良の素顔や、現在応援するスーパーGTのチーム、これまでのベストレースが語られるなど、コアなスーパーGTファンであることが伝わってくる。
そして、スタジオでは再三、司会の高橋二朗氏よりレース参戦を勧められ、「チャンスがあればぜひとも挑戦したい」と前向きな発言がでるなど、フィギュアスケート界から新たなレースドライバーの誕生も期待される。
また、トップ選手だからこそ感じるレースとフィギュアスケートの共通点に、司会者のふたりも目からウロコであったり、異なるスポーツの交流に意欲的なコメントなど、普段とは異なる番組となっている。
その他、スペシャルゲストとしてジェンソン・バトンの第5戦富士で収録したインタビューもあるなど見どころ満載の放送は、9月8日(土)の21時55~22時55分にJ SPORTS 3にてオンエアされる。
J SPORTS「GTV」
https://www.jsports.co.jp/motor/gtv/