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2019年のシート争いが激化するなか、ペレスはF1残留に自信「幸い僕にはいくつかの選択肢がある」

2018年08月11日 08:41  AUTOSPORT web

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セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
セルジオ・ペレスは、2019年に向けてフォース・インディアに代わる選択肢があると語ってはいるものの、フォース・インディアが彼にとってベストなチームであると考えている。

 資金難に陥っていたフォース・インディアは、F1ハンガリーGPが開催された金曜日にチーム解散の危機から救うべくセルジオ・ペレスによって破産手続きが行われ、その後は管財人の管理下で活動を続けていた。

 その後、買い手を探していたフォース・インディアは、億万長者のローレンス・ストロール率いる投資家コンソーシアムによって救済され、チームは消滅の危機を回避できる見通しとなった。

 しかし、今後はストロール家の関与によって、2019年シーズンに息子であるランス・ストロールがウイリアムズからフォース・インディアへ移籍することがほぼ確実視されている。

 その場合、必然的にペレスか現在のチームメイトであるエステバン・オコンのどちらかがチームを去ることになる。ペレスは1500万ドル(約16億円)と推定される多額のスポンサーパッケージをチームにもたらしている一方、オコンはチームのパワーユニットの供給元であるメルセデスの支援を受けている。

 ペレスには複数のチャンスが控えており、これからの数週間で自身の持つ選択肢を検討すると述べている。

「幸い僕にはいくつかの選択肢がある」とペレスは語った。

「僕たちの誰もがトップ2チームのフェラーリかメルセデスに行きたいと思っているのは明らかだ」

「でも2019年にその2チームでのチャンスがあるとは思えない。だから将来に向けて、自分の最高の才能を示すのに、何が最善の選択肢となるのか考えないといけない」

「この2年、僕はドライバーズ選手権で中団グループのトップだった。来年に何が可能になるか、どのチームに空きがあるのかを見て、それから選びたい」

「チームの状況がどうなるのか待ちたいと思っている。なぜならいまのフォース・インディアは、トップ3チーム以外で最も大きなポテンシャルがあると信じているからね」