エン・ジャパンは7月31日、「求人状況」に関する調査結果を発表した。調査は今年5月~6月に実施。同社運営の「エン派遣」上で、サイト利用者1654人から回答を得た。
「最近の求人状況をどのように感じているか」聞くと、33%が「以前より良くなっている」と答えた。2011年の調査開始以来、良くなっていると回答する割合は年々高まっていたが、今回初めて3ポイント下がった。一方、「以前より厳しくなっている」と答えた人も、昨年より2ポイント下降。求人状況の顕著な悪化はみられず、比較的安定している様子もうかがえる。
「主婦が応募しやすい求人が増え、働き方の選択肢が広がった」
「以前より良くなっている」と答えた人に理由を複数回答聞くと、最も多かったのは「仕事の情報件数が増えている」(78%)だった。具体的には、「勤務地の幅が広がり、自宅近くの求人が増えた」、「職種の幅が広がり、求人内容がバラエティに富んだ」、「専業主婦の私でもトライしたくなる仕事が多い」といった声が出ていた。
2位は「時給や給与が上がっている」(51%)。「数年前には見たことのない時給が出てきている」という声や、
「数年前までの事務職募集は、時給が800~950円だったのが、現在では1000円以上の募集がほとんどな事に驚いた」
「紹介予定を中心に見ているが派遣期間の時給が外資や専門職以外でも高めだと思う」
などの声が寄せられた。
3位には「勤務曜日・時間・契約期間などの選択肢が増えている」(48%)がランクイン。
「時短や一週間の日数が少なくて済む、主婦が応募しやすい求人が増えた」
「週3日で16時までの勤務などの求人も増え、働き方の選択肢が広がった」
など、ライフステージの変化に合わせた求人が増えたと感じている人が多いようだ。