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グランプリのうわさ話:レース開催数の維持に難儀するリバティ・メディア

2018年08月10日 15:51  AUTOSPORT web

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F1ドイツGP セバスチャン・ベッテル
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 リバティ・メディアはF1開催数を増やすことを、難儀に感じ始めているだろう。2019年にマイアミGPをカレンダー入りさせるという計画は失敗に終わり、開催が2020年以降になるだろうことに疑いの余地はない。

 ハノイもまた市街地レースの計画に「ノー」と答えているだけでなく、市郊外でのサーキット建設に関しての決断も引き伸ばしている。バーニー・エクレストンが立てていたニューヨーク、ニュージャージー、ウィーホーケンでのレース開催計画を復活させるというアプローチもまた、歓迎はされていないという。

 コペンハーゲン市長は市街地レース開催をためらっており、オランダのアッセンのグランプリ開催についても、資金が不足した状態にあるようだ。

 2019年シーズンも21戦を維持するためにはホッケンハイムとの契約をすぐにでも合意させることが唯一の方策だが、この場合の費用はドイツGPが現在支払っている額を大幅に下回ることになる。エクレストンが何十年もかけて作り上げたビジネスモデルの将来にとって、危険な先例となりかねない。

続きはF1速報WEBで掲載中
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