トップへ

"銀座の庭"銀座ソニーパーク期間限定開園、藤原ヒロシの新業態も

2018年08月08日 16:53  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

銀座 ソニーパーク 外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
建て替えのため昨年3月末に閉館した銀座ソニービル跡地に、「銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)」が8月9日にオープンする。銀座ソニービルの構造を残しつつ、地上フロアと地下3階からなる垂直立体公園として、新ソニービルが着工する2020年秋まで開園する。

 地下1階には、藤原ヒロシによるコンビニエンスストアをコンセプトとするショップ「ザ・コンビニ(THE CONVENI)」が出店。実際のコンビニで使われる冷蔵庫などの什器を採用し、中にはペットボトルに入ったTシャツやケーキの形のキャンドルを並べる。雑誌コーナーには各月に発売された過去の雑誌を揃える。このほか、同フロアにはミシュラン星獲得店による飲茶スタンド「MIMOSA GINZA」が出店する。
 地下3階には限定「あんペースト」を店内で製造・販売する「トラヤカフェ・あんスタンド」、地下4階にはSPRING VALLEY BREWERYの新コンセプトデリ「"BEER TO GO" by SPRING VALLEY BREWERY」などが出店。いずれのテナントも席を設けず、ソニーパーク内どこでも飲食ができる。
 地上フロアに植えられた植物は、プラントハンター 西畠清順がプロデュースする「アヲ GINZA TOKYO」で購入でき、購入される度にパークの顔となる植物が変わるという。また、東京メトロ銀座駅のコンコース直結の地下2階にはイベントスペースを用意。9月24日までは「#001 PARK x MUSIC x ROLLER SKATE」と題したローラースケート場が出現し、無料でローラースケートを体験できる。今後は沖縄美ら海の約1,000匹の生き物を展示する水槽「Sony Aquarium 2018」や、「ミラノデザインウィーク2018」にソニーが出展した際のプロダクトや空間を展示するイベント「#002 Hidden Senses」などを開催する。
 オープンに先駆けて行われた内覧会には、ソニー企業の永野大輔代表取締役社長が登壇。ソニービルの建て替えに際し、東京五輪に向け多くの周辺施設が建て替えとなる中、同ビルは「あえて"建てない"」という方針を初期に決定したという。「銀座の庭」と呼ばれたソニービル入り口横の公共スペースからインスピレーションを得て、公園という新たなコンセプトを設けた。街に開かれた施設とするために、外から入る時の扉を極力設けず、各階には公園らしい「余白」となるスペースを多く作ったほか、トイレの数にもこだわり旧ソニービルよりも多く設置した。銀座ソニーパーク閉園後、同じく公共性を備えた上層階を含め2022年に新ソニービルが竣工予定だ。
【関連】古雑誌、おにぎりタオル、Tシャツ入りペットボトル.......藤原ヒロシの「ザ・コンビニ」をレポート
■Ginza Sony Park住所:東京都中央区銀座5丁目3番1号開園期間:2018年8月9日(木)~2020年秋開園時間:5:00~24:30休園日:1月1日(予定)敷地面積:707.27平方メートル延床面積:3,807.55平方メートル公式サイト