トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンはともに、ホンダF1のパワーユニット/エンジンが2018年シーズン後半に大きく進歩することに期待している。
ガスリーはF1ハンガリーGPで予選6番手から決勝6位でフィニッシュ、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの三強以外のトップの位置を獲得した。1戦前のドイツGPではブレンドン・ハートレーが10位に入っており、サマーブレイク前の2連戦で、トロロッソ・ホンダは連続入賞を果たしたことになる。
いい形でシーズン前半戦を終えたことを喜んでいるガスリーは、ここまでのホンダのパワーユニットについてポジティブな発言をし、今後のさらなる向上への強い期待を示した。
「(ホンダのパフォーマンスには)期待できると思う」とガスリーはFormula1.comのインタビューにおいて語った。
「ブダペストはパワーにあまり左右されないコースだから、そういう意味で、チーム間の差が縮まるだろうことは分かっていた」
「それでもウエットコンディションでのホンダはとてもよかった。ドライバビリティが素晴らしかった。レースでも、問題は一切起こらなかった」
「(6位は)彼らのモチベーションを上げる、いい結果だ。さらに、僕ら(トロロッソ)には彼らを前進させられる力があるということも示せたと思う。サマーブレイク前だからなおさらよかったよ。シーズン後半、ホンダのパフォーマンスがさらに向上することに期待したい」
■レッドブルのフェルスタッペン、ルノーからホンダPUへのスイッチに不安なし
2019年にホンダのパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、今シーズン後半を通してホンダは大きく進歩するという前向きな考えを示し、ルノーからのパワーユニット変更に懸念はないと語った。
「ホンダには頻繁に問題が出ているわけではなさそうだ。新しいコンポーネントを入れているけれど、予選結果が悪かったときに、(ペナルティで降格になっても)グリッドがあまり変わらないという考えで、投入しているケースがほとんどなんだ」とフェルスタッペン。
「まだたくさんのレースが残っているから、その間に来年に向けてパッケージについての理解を深めることができるし、エンジンもまた新しいものになる。彼らは自分のミスから学んでいるから、それはいいことだと思う」
「(レッドブルでは)ダニエル(・リカルドのルノー製パワーユニット)に問題が起きているし、問題に見舞われているのはホンダだけじゃない。それほど心配していないよ」