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没後100年、国内最大規模の「クリムト展」が来春開催

2018年08月08日 14:33  Fashionsnap.com

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グスタフ・クリムト《ユディトⅠ》 1901年 油彩、カンヴァス 84 x 42 cm ウィーン、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll
画家 グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)の没後100年を記念する巡回展「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が、東京都美術館で開催される。会期は2019年4月23日から7月10日まで。


 クリムトは、19世紀末から20世紀初頭のウィーンで活動。写実的でアカデミックな画風から出発したクリムトは、作品に金箔を多用していた「黄金の時代」を経て、装飾的で抽象的な色面と人物を組み合わせた独特の画風を確立した。特に女性の様々な魅力を描き出した作品は、国内外で人気を博している。
 同展では、ウィーンのベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の所蔵作品を中心に、クリムトの画業の変遷とクリムトと同時代に活動した画家たちの作品を紹介。「黄金の時代」の代表作のひとつである「ユディトⅠ」など、日本では過去最大規模となる約20点の油彩画を展示する。また、クリムトが手掛けた全長34mの壁画「ベートーヴェン・フリーズ」の精巧な複製が来日。このほか、オーストリアと日本の外交150周年に際し、19世紀末のウィーンで紹介された日本の工芸品や絵画を通して、クリムトが受けたジャポニズムの影響に迫る。
 同展は東京の後、愛知県の豊田市美術館で開催される。会期は2019年7月23日から10月14日まで。
■「クリムト展 ウィーンと日本 1900」会期:2019年4月23日(火)~7月10日(水)会場:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)時間:9:30~17:30(特別展開催中の金曜日 9:30~20:00)休館日:毎月第1、第3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)電話番号:03-3823-6921公式サイト