8月5日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)では、グラビアアイドルの手島優さんが出演。プライベートで盗撮された苦悩を語った。
仕事帰りの電車内で眠っていた時、一般人に寝顔を盗撮された。盗撮されていることに気づいたが、周囲の目もあって怒れず寝たフリを続けていたが、薄目を開けその一般人のスマホの画面を見ると、写真を撮っていたのではなくSNS上に生配信されていたという。(文:石川祐介)
「デヴィ夫人は60万円。木村文乃さん、山下健二郎さんはちょっと下がって50万円」
盗撮と無許可の生配信をされた場合、どれだけの慰謝料が発生するのだろうか。まず、「30万円」と答えた北村晴男弁護士は「無断で撮影するだけでも肖像権侵害です」とするが、「本当はもっと大きい金額を出したいんですけど、日本の裁判所はなかなか大きい慰謝料を出さないので」と見解を示す。
司会のフットボールアワーの後藤輝基さんは「一般の方でも芸能人でも(金額は)変わらないんですか?」と質問すると、北村弁護士は「全く変わらないです」とコメントしていた。
菊地幸夫弁護士は「5万円」と判断。「違法は違法。これは間違いないです。芸能人の方、タレントの方は人気とか知名度とか、そういうもので値段に格差が出るのは然るべきこと」と芸能人の"ランク"によって慰謝料の額も変わってくると話す。
「デヴィ夫人は60万円。木村文乃さん、山下健二郎さんはちょっと下がって50万円。手島さんの場合は5万円」と続け、手島さんは「やっす。私、超芸歴長いんですけど」と不満顔を浮かべる。
本村健太郎弁護士は「10万円」と回答。「電車の中で寝ている人の顔を勝手に撮影してネットにアップしたケースで刑事事件になった例もあります。それくらい違法性が高い」と話すが、北村弁護士の見解同様「慰謝料の金額でいうと日本の裁判所は渋い」と語った。
きゃりーぱみゅぱみゅも「盗撮されるの悲しい」とツイート
有名人が盗撮被害を訴えるケースは少なくない。川口春奈さんは昨年、自身のブログで「撮らないでって言わないとわからないのかな?」と盗撮してくる人達に苦言を呈した。
きゃりーぱみゅぱみゅさんも数年前に「友達と買い物してる時も盗撮される時代」「盗撮されるの悲しい」とツイートしている。
携帯電話にカメラが搭載され、SNSが普及したことが、有名人の盗撮被害を加速させたように思える。「有名税だから仕方ない」と考える人もいるが、無断で撮影することは立派な違法行為だということを頭に留めておいた方がいいだろう。