マックス・フェルスタッペンが、トロロッソ時代のチームメイト、カルロス・サインツJr.が2019年にレッドブル・レーシングに加入することに反対しているとの噂がある。
ダニエル・リカルドの予想外のレッドブル離脱がドライバー市場に影響し、いくつかのチームが2019年のラインナップを急遽変更する可能性が浮上してきた。
現在レッドブルからルノーに貸し出されているサインツJr.は、リカルドがチームを離れる場合、後任として最有力候補であると、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは最近認めていた。
しかしながらスペインの新聞Marcaによると、フェルスタッペン側はサインツJr.とのコンビ再結成に強く反対しているという。2015年後半から2016年序盤にかけて、トロロッソでの両者の関係は難しいものとなっていたからだ。
フェルスタッペン側にとっては、問題が起こる可能性があるサインツよりは、現在トロロッソで走るピエール・ガスリーをチームメイトに迎える方が好ましいという見解であると、Marcaは伝えている。レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコも、フェルスタッペンとサインツを組ませることに懸念を示しているといわれている。
■サインツはマクラーレンに移籍の可能性
23歳のサインツJr.がルノーを2018年末で離れることは確定しており、レッドブルに戻れないのであれば、マクラーレンに移籍するという道もある。すでにCEOのザック・ブラウンは、サインツへの関心を示している。
「カルロスは素晴らしいレーシングドライバーだと、我々は考えている」と、ブラウンは先週ハンガリーで語った。
「ドライバーの候補リストを眺めたときに、彼はまず間違いなく考慮に入れるべきドライバーだ。もし彼がフリーになるなら、そして我々にシートがあるのなら、候補としては上位にくる」
サインツJr.がマクラーレンに移籍する場合、誰がチームメイトになるのかも興味深いところだ。現在のレースドライバー、フェルナンド・アロンソの去就は明らかになっておらず、さまざまな憶測が飛び交っている。
ブラウンはアロンソおよびストフェル・バンドーンとの契約状況について、次のように語っている。
「我々にはストフェルおよびフェルナンドとの長期契約があるが、知ってのとおり、契約にはさまざまな条項がある」
「準備が整えば、ドライバーについての決断を下す。サマーブレイク後になるだろうと予想している」
「今はまだ、マクラーレンが前進していくうえで、最終的にベストとなる組み合わせについての検討や分析を行っているところだ。その過程において、ストフェルについては真剣に検討している」