レッドブル・レーシングを離脱してルノーF1へ移籍するというダニエル・リカルドの決断には多くの要因があるのだろうが、ルノーが現在よりかなり多額のサラリーを提示したこともそのうちのひとつであるとみられている。
パワーユニットをルノーからホンダへと切り替えることもあり、2019年のレッドブルのパフォーマンスには不確定な要素がある。またチームメイトであるマックス・フェルスタッペンの陰に隠れているような感覚が、多少なりともリカルドがルノー行きを考える原因となったのかもしれない。
ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールによると、リカルドとの交渉は以前から行われており、高額な契約金に関しては、ルノー社CEOのカルロス・ゴーンの承認が必要であったという。
契約のゴーサインは8月2日に出され、翌日に2年契約が発表された。Daily Expressはリカルドの2019年の契約金を3500万ドル(約39億円)ほどと報じた。これは現在レッドブルで得ている金額の数倍になると推測される。
1年3500万ドル以上のサラリーというこの報道が事実であれば、リカルドはF1で3番目か4番目に入る高額契約金を誇るドライバーとなる。現在上位を占めているのは、今年タイトル争いを繰り広げているルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルだ。