今年のスーパーGT GT300クラスにアウディR8 LMSで参戦するのは、#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ・チーム・ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN(チーム・タイサン)の2チームです。夏休み期間中の開催となった今大会には、予選、決勝の2日間でのべ6万400人もの観客が来場しました。
#26 Team TAISANは、元F1ドライバーでありチームのスーパーバイザーである中野信治選手を3rdドライバーとして起用し、猛暑のなかでのレースをレギュラードライバーの2人と力を合わせ3人で長丁場を走りきる戦略を取りました。
#21 Audi Team Hitotsuyamaは、リチャード ライアン選手がQ1のタイムアタックを行いました。Q1は1分38秒台になんと19台のマシンがひしめく大接戦の中14位に滑り込みQ2へ進出。そしてQ2にニュータイヤで挑んだ富田竜一郎選手が、残り1周で見事な走りをみせ予選5位のポジションを獲得しました。
Audi Team Hitotsuyama リチャード・ライアン選手のコメント 「予選はこれまでにないくらい激戦の状態で、富田選手が素晴らしい仕事をしてくれました。決勝レースでのマシンのフィーリングも悪くありませんでした。第1と3スティントはチームの戦略をしっかりと実行するために無理をしないで、最終は先行車のタイヤの性能が落ちてくるのはわかっていました」
Team TAISAN 山田真之亮選手のコメント 「今週は流れがよくありませんでした。他車にぶつけられたダメージやタイヤ選択のミスもあって思うようにラップタイムがあがりませんでした。もう少しいいペースで走ることができるイメージがあっただけにとても残念ですが、次につなげていきます。菅生以降の残りのコースはマシンにとってもぼくにとっても得意なコースばかりなので、自分たちを信じて頑張ります」
Team TAISAN 川端伸太朗選手のコメント 「予選では新スペックのタイヤが投入されて、Q2には進出できませんでしたが上位とも僅差で次戦への可能性を感じています」
アウディジャパンはAudi Sport customer racingパーツトレーラーを現地に配備して、SUPER GTに参戦するチームを支援しています。専用のトレーラーにボディ、エンジン等レース車検に適合した約2500アイテム、約8000点もの部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるようチームとともに全国のサーキットを転戦します。SUPER GTならびにスーパー耐久シリーズへの参戦チームのサポートを通じて、アウディのサブブランドであるAudi Sportのブランド認知の向上、イメージの強化をはかります。
スーパーGT第6戦は、9月15日(土)~16日(日)、スポーツランドSUGOにて開催予定です。また、8月25日(土)~8月26日(日)には、初開催となる『鈴鹿10時間耐久』レースが実施されます。Audi Team Hitotsuyamaをはじめ、海外からAudi Sportチームなど4チームが参戦予定です。