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嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP……周年イベントの感動エピソードを振り返る

2018年08月07日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 今週末8月11日、12日に、NEWSの15周年ライブ『NEWS 15th Anniversary LIVE 2018 “Strawberry”』が開催される。NEWSに限らず、ジャニーズグループは周年を祝うコンサートやイベントを行なうのが通例。そして、そのアニバーサリーコンサート・イベントでは思わずウルッとしてしまうエピソードが多々存在している。


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■嵐
 今やジャニーズを代表するグループとなった嵐。1999年9月15日に結成、11月3日にCDデビューを果たした彼らは、来年20周年を迎える。4年前の2014年には、デビュー記者会見を行なった思い出の地・ハワイにて、15周年記念ライブ『ARASHI BLAST in Hawaii』を開催。初期の曲から最新曲まで披露したこのライブは、嵐の15年間が感じられるものになっていた。嵐の歴史を感じられるだけでもファンにとっては嬉しいものだが、このライブの様子は『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』(NHK総合)としてテレビで放送。彼らがどんな思いでこのライブを作ったのかが伝えられた。それぞれ様々な思いを抱えてステージに経った5人だが、中でも相葉雅紀と大野智の涙の挨拶は多くのファンの心を打った。肺気胸になり、復帰できないと覚悟をしたこともあった相葉。本気で脱退を考えていたという大野。トップアイドルが故に抱える葛藤や責任感が、涙となって現れたのである。包み隠さず真摯に心の内を見せてくれる嵐だからこそ、多くのファンの心を掴んでいるのかもしれない。今年11月16日から行なわれる予定の20周年ツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』でも、また会場では“感動の嵐”が巻き起こるかもしれない。


■関ジャニ∞
 今年デビュー14年目を迎えた関ジャニ∞。これまで行なった周年コンサート・イベントは8周年イベント『∞祭り~ボクらも8っちゃい、8っちゃけまつり~』、10周年のライブイベント『十祭』である。『∞祭り~ボクらも8っちゃい、8っちゃけまつり~』はトークステージ、ライブステージの両方を楽しみつつ、空き時間に展示、グッズ、飲食など様々なエリアを楽しめる、縁日のような体験型イベント。関ジャニ∞らしい、お祭り感溢れる楽しい内容であった。一方、『十祭』は味の素スタジアムなどで行なわれたコンサートである。ジャニーズメドレーやエイトレンジャーに扮したコント、打ち上げ花火など、関ジャニ∞らしい盛り上がる企画を交えつつ、ガッツリ彼らのパフォーマンスを楽しめる内容だ。中でも印象深いのは、メンバー一人ひとりの挨拶のシーン。横山裕が1日目、2日目共に涙を流しながら思いを語っている時に、大倉忠義が「がんばんなさい」とつぶやいた場面がある。他のメンバーも優しい笑みを浮かべながら、横山の話を最後まできちんと聞いている。これには、メンバー同士の絆を感じざるを得ない。決して順風満帆であったわけではない関ジャニ∞。しかし、この強い絆があればこの先もきっと困難を乗り越えて行くことができるだろう。


■Hey! Say! JUMP
 最近、ソロ活動も活発なHey! Say! JUMPは2017年にデビュー10周年を迎えた。CDデビューからちょうど10年経った2017年11月14日、10周年イベント『ULTRA JUMParty ~真のHey! Say! JUMPは俺だ!!~』を東京体育館で開催。歌のパフォーマンス以外にも、センターをかけて4つのゲームで対決し、見事メンバーの知念侑李がセンターの座を勝ち得るというバラエティ豊かなイベントであった。薮宏太が発した「僕たちHey! Say! JUMPはみなさんと共に歩んでいる気がして、今日はすごくそれをまた実感できる日になったんじゃないかと思います」という挨拶からも感じられるように、“ファンに楽しんでもらおう”という気持ちが溢れていたように感じる。10周年を迎え、さらなる飛躍を続けるHey! Say! JUMP。アンコールで披露した「Endless Dream」の〈この想いは星になって/遥かな貴方を照らすでしょう〉という歌詞の通り、彼らの輝きはファンの希望となり続けるのである。


 こう振り返ると、周年イベント・コンサートではいつもよりも鮮明に彼らの心の内が見えてくる。15周年を迎えるNEWSは今、どんな気持ちを持っているのだろうか。今週末、きっと彼らはパフォーマンスやMCを通してその思いを伝えてくれるだろう。(高橋梓)