総務省統計局が今年7月に発表した「労働力調査」によると、就業者数は66か月連続で増加している。前年同月と比べ、男性の就業者は44万人増加だったのに対し、女性は59万人の増加だった。
働く女性が増加する中、20代~30代のミレニアル世代は、職場や転職に何を求めているのだろうか。求人紹介サイトを運営するレファミーは8月2日、ミレニアル世代の職場・転職に関するアンケートを発表した。調査は今年6月中旬から7月頭にかけてインターネットで実施。全国の20~30代の女性867人から回答を得た。
職場で幸せ感じる瞬間「自分の仕事で上司と同僚から最高の評価をもらった時」
「職場で最も幸せを感じる瞬間はいつか」と聞くと、1位は「自分自身が携わる仕事で上司と同僚から最高の評価をもらった時」(38%)だった。2位は「同僚からの信頼と愛情を感じる時」(32%)。
3位は「自分が企画した仕事が社会的に大きい影響を与える時」、「年収が10%以上上がる時」が、それぞれ10%で並んだ。1位と2位で70%を占めていることを見ると、同僚と良好な人間関係を築くことは、働く上での幸福感を大きく左右するようだ。
また、「転職をするならば、どんな会社へ行きたいか?」という質問でも、1位は「信頼できて頼れる同僚がいる会社」(48%)で約半数を占めた。2位は「世の中に貢献できる社会的価値を生み出す会社」(28%)、3位は「年収を30%以上引き上げてくれる会社」(18%)だった。「自分が追求する仕事の分野でのトップ企業」かどうかを優先する人は10%に留まった。
ミレニアル世代においても、職場の人間関係は最優先事項として考えている人が多いようだ。