8月4日に行われたスーパーGT第5戦富士の公式練習で、トラブルから大クラッシュを喫したGT500クラスのZENT CERUMO LC500だが、早朝5時までかかって車両は修復され、決勝レースへの出走が可能になった。また、このレースで参戦100戦目を迎える石浦宏明のお祝いも8月5日に行われた。
ZENT CERUMO LC500は、スーパーGT第5戦富士の公式練習中に、トラブルによりTGRコーナーでコントロールを失うと、前を走っていたModulo KENWOOD NSX GT3に激しくクラッシュしてしまった。Modulo KENWOOD NSX GT3はFIA-GT3カーである特性から、フレームにダメージが及んでしまい残念ながら決勝の出走がかなわなくなってしまったものの、ZENT CERUMO LC500は徹夜での修復が進められた。
チームによれば早朝5時までかかったという作業により、500マイルの決勝レースを前にZENT CERUMO LC500はカラーリングを含めて修復された。また、左足を打撲していた立川祐路も、まだこすれると痛みがあるものの、メディカルチェックもパスしたという。
レースでは15番手グリッドからのスタートとなるほか、接触によるペナルティもありそうで苦しい戦いにはなりそうだが、長丁場のレースだけに追い上げが実現する可能性もある。
そんななか、本来8月4日にWAKO'S 4CR LC500の大嶋和也と合同で行う予定だった石浦宏明の参戦100戦のお祝いが行われた。「道上さんたち(Modulo Drago CORSE)にはなんだか申し訳ないのですが……」と遠慮がちなお祝いにはなったが、ファンや関係者から祝福を受けていた。