トップへ

MotoGPチェコGP予選:ドヴィツィオーゾが新型フェアリングで今季初ポール。フロントロウはロッシとマルケス

2018年08月05日 01:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

新型フェアリングを投入したアンドレア・ドヴィツィオーゾ
MotoGP第10戦チェコGP、MotoGPクラスは、チェコのブルノサーキットで2日目の予選を行い、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分54秒689でポールポジションを獲得した。

 MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。ロッシは午前中のフリー走行3回目でトップタイムを記録した。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とアレックス・リンス(スズキ)のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は気温32度、路面温度50度のドライコンディションで争われた。

 1回目のアタックでまずトップにたったのはマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは開始4分すぎに1分55秒559を記録する。開始5分すぎにはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が1分55秒059を記録してトップに浮上し、1回目のアタックを終了。

 2回目のアタックが始まると、残り2分を切ったところでロレンソが1分55秒038とファステストを更新するが、残り1分を切ったところでマルケスが1分54秒961を記録してトップを奪還する。マルケスはこのラップでアタックを終了するが、最後のアタックに出ていたドヴィツィオーゾが区間ベストを次々に更新、全セクターでベストラップを更新する1分54秒689を記録してポールポジションを獲得。さらに同じく最後のアタックに出ていたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も区間自己ベストを更新、1分54秒956を記録し、最後に2番手に飛び込んだ。

 ドヴィツィオーゾのポール獲得は今シーズン初、2016年のマレーシアGP以来となる。ロッシは今シーズン3度目となるフロントロウスタートを獲得。マルケスは1分54秒961で3番手となり、ロレンソも1分55秒038で4番手とフロントロウを逃した。

 5番手に1分55秒055でカル・クラッチロー(ホンダ)が続き、インディペンデントチーム勢のトップに。6番手に1分55秒203でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、7番手に1分55秒221でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、8番手に1分55秒270でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)の順で続き、Q1からQ2に進出したリンスは、1分55秒431で9番手に浮上。10番手に1分55秒474でダニ・ペドロサ(ホンダ)が続いた。ティト・ラバット(ドゥカティ)は1分55秒686で11番手、Q1トップのビニャーレスは、1分55秒823で12番手に終わった。

 以下、Q1のタイム順にフランコ・モルビデリ(ホンダ)は1分56秒029で13番手、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1分56秒031で14番手、ブラッドリー・スミス(KTM)が1分56秒218で15番手、16番手に1分56秒285でハフィス・シャーリン(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)はQ1で転倒を喫し、1分56秒316で17番手。ワイルドカード参戦のホンダのテストライダー、ステファン・ブラドル(ホンダ)は1分56秒330で18番手、19番手に1分56秒353でポル・エスパルガロ(KTM)が続いた。

 中上貴晶(ホンダ)はフリー走行総合20番手でQ1に進み、Q1前のフリー走行4回目では11番手につけたが、Q1では1分56秒512でセッション10番手、予選総合では20番手となった。

 スズキのテストライダーでワイルドカード参戦のシルバン・ギュントーリ(スズキ)は1分57秒037で21番手。トーマス・ルティ(ホンダ)はフリー走行4回目で転倒、Q1では1分57秒208でセッション12番手、予選総合では22番手に終わった。ホームレースのカレル・アブラハム(ドゥカティ)はQ1の終盤のアタックラップ中に5コーナーで転倒、1分57秒217で23番手。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)はQ1セッション序盤にマシンストップ、1分57秒250で24番手に終わり、スコット・レディング(アプリリア)はQ1セッション序盤に3コーナーで転倒を喫し、1分57秒438で25番手。チャビエル・シメオン(ドゥカティ)は1分58秒048で26番手となった。