8月4日、スーパーGT第5戦富士の会場で、2017年のレッドブル・エアレースチャンピオンである室屋義秀が、『YOSHI MUROYA Special Flight @ FUJI SPEEDWAY Supported by LEXUS』と題したフライトパフォーマンスを披露した。
2017年、レッドブル・エアレースでアジア人として、そして日本人として初のチャンピオンを獲得した室屋が、今年も富士スピードウェイに帰ってきた。室屋は昨年、スーパーGTで迫力のデモフライトを披露しスーパーGTファンから大好評を得ていたが、そのフライトが今年も行われたのだ。
4日のスーパーGTの公式練習、さらにポルシェカレラカップ・ジャパンの予選が行われた後に行われたフライトでは、やや雲が多かったものの、晴天に恵まれた。そんななか、静寂のサーキットに少しずつ室屋が乗るエクストラ330SCのサウンドが聞こえてくる。
室屋は富士スピードウェイ上空で、得意の“室屋ホイール”を含む数々のアクションを披露。まずは飛行機とは思えない動きでファンを魅了すると、今度は富士スピードウェイの最終パナソニックコーナー方面からメインストレートに向けて高度を落とす。
これと同時にメインストレートに姿を現したのは、木下隆之、影山正彦、荒聖治の3人がドライブする3台のレクサス。この3台とペースを合わせた室屋は、ヨコハマ、セガサミーのふたつのブリッジにかすりそうな勢いでストレートを通過。1コーナーのTGRコーナーに向かってはさらに高度を落とした。
室屋はさらに富士スピードウェイのコースに沿うようにターンを展開し、さらにもう2周。そのたびに多くのファンがストレートを通過する室屋、そして3台のレクサスに大きな声援を送った。これが聞こえたか、室屋はさらに今度はストレートを逆向きに通過し、ふたたび上空へ。今年も圧巻のパフォーマンスをスーパーGTファン、そして関係者に見せつけてくれた。フライトは8月5日(日)の決勝日も行われる。