3度のチャンピオン獲得経験を持ち、現在はメルセデスF1チームのノンエグゼクティブチェアマンを務めるニキ・ラウダが、ウイーンで2日に肺移植の手術を受けた。
ラウダが最近、イビザの自宅で休暇中にインフルエンザに羅漢していたことは早い段階で報じられていた。ラウダはその後、咳がひどくなったことにより、治療のためウイーンを訪れている。
69歳のラウダが治療を受けていることは知られていたが、2日夜になって肺の病状が深刻であることが分かった。
ウイーン総合病院は以下のように声明を発表している。
「肺の深刻な症状により、ニキ・ラウダはウイーン総合病院で肺移植の手術を受けた」
「胸郭手術部門責任者のウォルター・クレーペコとコンラッド・ホッツェンチェッカーにより、移植手術は成功している」
「患者の家族が公式声明を発表しないことを理解していただきたい。ラウダ家のプライバシーを守ることを、お願いしたい」
ラウダは1976年のドイツGPで命を失いかねないほどのクラッシュを経験しており、数日間にわたって生死をさまよった。このときは有毒ガスや煙を吸い込んだことにより、肺に深刻なダメージを負っている。
また、ラウダは1997年と2005年にも腎臓移植手術を受けたことがある。