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ゴアテックス新ブランドは快適性重視、ザ・ノース・フェイスなどが採用

2018年08月03日 20:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

GORE-TEX INFINIUM™ プロダクトを採用した商品 Image by: FASHIONSNAP.COM
「ゴアテックス(GORE-TEX®)」などを開発するW. L. Gore & Associates, Inc.(以下、ゴア)が、強みとする「防水性」をあえて謳わない「GORE-TEX INFINIUM™ プロダクト」を立ち上げた。8月3日の今日、報道関係者向けに発表会が行われた。


 「GORE-TEX INFINIUM™ プロダクト」のコンセプトは「機能性」と「快適性」。防水性や耐久性、防風性などに重点を置くアウトドア向けブランド「GORE-TEX プロダクト」の製品に対して、防水性よりも肌触り、透湿性、ストレッチ性、撥水性といったパフォーマンス性を重視しているのが特徴だ。
 「雨でない日も使用したい」といったユーザーの声や、アウトドアウェアの街着としての需要の高まりを受け、ライフスタイルに寄り添ったブランドの立ち上げに至ったという。ロゴはブラックをメインとした「GORE-TEX プロダクト」とは対照的にホワイトを用いたデザインで、2つのブランドを統合して表現する際のロゴも新たに制作。日本ゴアのマーケティング担当者は、「GORE-TEX INFINIUM™ プロダクトではあえて防水性にこだわっていない。GORE-TEX プロダクトで培った専門的な知識を活かし、これまでゴアが参入していなかった様々な機能性を備えた商品を展開していきたい」と意気込みを語った。トレーニングやランニング、ウォーキング、散歩など幅広いシーンでの使用を提案していく。
 2018年秋冬シーズンは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「モンベル(mont-bell)」「エコー(ECCO)」の3ブランドが「GORE-TEX INFINIUM™ プロダクト」を用いた商品を企画。ザ・ノース・フェイスからは、MA-1型ジャケット「GTX Q3 Jacket」とフーディタイプの「GTX Pamir Jacket」といった日本企画の商品や、タッチスクリーン対応のグローブなど全4型をラインナップする。ゴールドウインのザ・ノース・フェイス事業担当者は、新作について「最初に提案を頂いた時は革に近い商品だなと思った。撥水性を持ち、革に比べて軽量な点を活かしながら、ライフスタイルの商品にどう落とし込むかを考えて開発した」とコメント。このほか、モンベルからはトラベルジャケット、エコーからはショートブーツなどが登場した。各アイテムにはGORE-TEX INFINIUM™ プロダクトのタグがあしらわれ、袖口や内側などにロゴが施されている。