ダニエル・リカルドは、レッドブルとの新契約は今シーズン次戦のF1ベルギーGPまでに締結されることを確信していると述べている。
2014年にトロロッソからレッドブルへと昇格したリカルドの現在の契約は、2018年末で期限を迎える。2度のポールポジション獲得と7度の優勝を果たしている彼は、他チームからどのようなオファーがあるかを注視してきた。
しかしメルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとの契約延長を発表。フェラーリもセバスチャン・ベッテルとの契約期間が残っており、キミ・ライコネンかシャルル・ルクレールがチームメイトとなる見込みであるため、この数週間でリカルドの選択肢は狭まっていた。
リカルドは、現状で世界チャンピオンになる可能性を与えてくれるチームは、結局のところレッドブル以外にないという結論に達したようだ。チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、すでにチームとの契約を2020年まで延長している。
契約交渉の状況について尋ねられたリカルドは、火曜日にハンガリーで以下のようにメディアに語った。
「スパまでに契約が完了するのは確実だ。(はっきりとは分からないが、)サマーブレイクの間か、スパで発表されるだろう。あと少しの調整が行なわれるだけだ」
「すべて順調だよ。もうすぐ何か発表があるのは確かだよ」
以前はサマーブレイク前に契約が完了することをほのめかしていたリカルドだが、この期限が絶対的なものではなかったことを認めている。
「その場しのぎで言ったことだから、もう聞かないでくれ!」とリカルドは話した。
レッドブルが12年にわたるルノーとの提携に終止符を打ち、2019年からホンダのパワーユニットに切り替えるという決断をしたことは、リカルドが自身の将来を考える上で重要な要因のひとつとなっていた。
リカルドは前戦のハンガリーGPで4位の座を賭けて戦い、火曜日にはハンガロリンクでのインシーズンテストで再度RB14のステアリングを握っている。参加した10台のマシンのうち、彼のタイムは6番手に留まったものの、誰よりも多い125周の周回を走行した。
「今日の僕たちは良い仕事ができた。ロングランを多く行ない、データをたくさん集め、セットアップの変更も試すことができたので、チームにとっては非常に実りある1日だった」
「様々なレーキと空力パーツを投入して走った。いくつかのことを試したのは知っているけれど、正直なところ、詳細は僕にはよく分からない。ピレリの2019年のテストタイヤを使ったのは知っている。感触がかなり違ったから、そこからどういう結果が出るのかそのうち分かるだろう」
「とても忙しい1日で、多くの周回をこなした。これで僕の役目は終わりだと気にせずに言うよ。これから休暇に入るからね!」
水曜日にはシミュレータードライバーのジェイク・デニスが、リカルドのマシンを引き継いでいる。