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WEC:ニッサンエンジン搭載のバイコレス、エアロチェックのためスパでテスト実施へ

2018年08月03日 12:01  AUTOSPORT web

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バイコレス・レーシング・チームの4号車ENSO CLM P1/01・ニスモ
2018/19年WEC世界耐久選手権に参戦しているバイコレス・レーシング・チームはシリーズ後半戦で使用するハイダウフォース仕様のエアロパッケージを試すため、8月8日にベルギーのスパ・フランコルシャンでテストを実施すると発表した。

 今季のWEC“スーパーシーズン”のLMP1クラスにエントリーしているバイコレスは、ニッサン/ニスモ製の3.0リッターV6直噴ターボエンジン・VRX30A evoを搭載する『ENSO CLM P1/01・ニスモ』を走らせるプライベーターチームだ。

 同チームは昨年、今季のマシン開発のためにシーズン中盤戦以降のエントリーを取りやめていたが、迎えた2018/19年スーパーシーズンは開幕戦のスパ6時間で総合5位フィニッシュを記録。レース後、上位チームの失格によって総合4位を得た。

 しかし6月中旬のル・マン24時間では、レース序盤にLM-GTEアマクラスのマシンと交錯すると、そのままコンクリートウォールに激突してしまい無念のリタイアを喫している。

 そんなバイコレスは8月17~19日にイギリスで開催されるWEC第3戦シルバーストンを控えた8月8日に、スパ・フランコルシャンでプライベートテストを行なうことを発表。チームによると、このテストの目的は開幕戦スパと第2戦ル・マンで使用した、いわゆるローダウンフォース仕様のエアロパッケージに代わって、第3戦から使用予定のハイダウフォース仕様パッケージの検証だという。

 新型エアロのチェックは今季のインディカー・シリーズへ参戦しているレネ・バインダーと、2017年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したエンツォ・ギバートという若手2名が担当する予定だ。

 なお、現時点で第3戦シルバーストンにおけるバイコレス・レーシング・チームのエントリーは、3名のドライバー欄すべてがTBAとなっている。