ロシア第二の都市サンクトペテルブルクに2013年から建設中の高層ビル「ラフタ・センター」が、6年の歳月を経て間もなく完成する見込みだ。
高さ462メートルと、欧州・ロシアで一番高く世界では13番目の高さとなる。地上357メートルのところに展望台やレストランを備え、開業すれば新たな観光名所となりそうだ。・オフィスや映画館が入居遠目に見ると、ラフタ・センターは細長い円錐形をしていて、ツイストしているようなデザインとなっている。中にはオフィスや映画館などが入居する予定だ。
建物そのものの工事はすでに終わり、現在はインテリア関係の作業が進められているという。・エレベーターで発電!この建物の特徴の一つが、環境や人に配慮された建物であることを表す「LEEDゴールド」の認証をすでに取得していること。エネルギー効率を高めていて、メカニカル換気システムを活用することでエアコンの使用を減らしたり、雨水を灌水として再利用したりする。
また、ビルには34基のエレベーターが据えられているが、エレベーター下降時に発電する仕組みになっているのだという。建物内の照明はLEDで、明るさは自動的に調整される。
サンクトペテルブルクは歴史的な景観が保全され、世界遺産にも登録されている観光都市。また、至るところに運河が流れ、水の都とも呼ばれる。そうした眺めをパノラマで楽しめる新たな観光スポットとなることは間違いなさそうだ。
Lakhta Center