コンパクトミニバン『デリカD:2』『デリカD:2 カスタム』を一部改良
全車“サポカーSワイド”に該当
三菱自動車は、コンパクトミニバン『デリカD:2(ディーツー)』『デリカD:2 カスタム(ディーツーカスタム)』の予防安全性能を向上させ、全車サポカーSワイド*1に該当しました。
また、全方位モニター用カメラパッケージを新たに採用するなど一部改良を施し、8月2日(木)から全国の系列販売会社を通じて販売を開始します。車両本体のメーカー希望小売価格は、182万1960円~229万9320円(税込)。
*1 サポカー(セーフティ・サポートカー)は安全運転をサポートする先進技術を搭載したクルマです。高齢運転者を含めたすべてのドライバーによる交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、国が推奨する新しい自動車安全コンセプトです。搭載機能に応じて「サポカー」「サポカーS(ベーシック、ベーシック+、ワイド)」に区分されます。
1.主な変更点
(1)予防安全技術「e-Assist」の内容を強化
衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](ステレオカメラタイプ)に夜間の歩行者検知機能を追加するとともに、後方誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート、アダプティブクルーズコントロール、ハイビームアシストなどを全車標準装備とし、予防安全性能を高めました。
①衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM](ステレオカメラタイプ)
危険を察知すると警報や自動ブレーキにより、衝突の回避または衝突時の被害を軽減する従来のシステムに夜間の歩行者検知機能を追加し、安全性能を向上させました。
②後方誤発進抑制機能
リヤバンパーに内蔵した4つのソナーで後方の障害物を感知しているときに、誤ってアクセルペダルを強く踏むと警報とともにエンジン出力を抑制し急な後退を防止します。
③後退時ブレーキサポート
リヤバンパーに内蔵した4つのソナーで後方の障害物との距離を測り、ブザー音とモニター表示で障害物の接近を知らせます。さらに、後方の障害物との衝突の可能性が高まった際は自動ブレーキが作動し、衝突を回避または衝突時の被害を軽減します。
④アダプティブクルーズコントロール
先行車との車間距離(3段階に設定可能)をステレオカメラで計測し、先行車の状況に応じた追従走行を可能としました。
⑤ハイビームアシスト
先行車・対向車の有無や周辺状況の明るさにより、ハイビームとロービームを自動的に切り替えることで利便性と遠方視認性を高めました。
(2)全方位モニター用カメラパッケージなどの機能装備を新採用
運転席から見えにくい周辺状況をサポートする全方位モニター用カメラパッケージやパドルシフトなどを新たに設定し、利便性と機能性を向上させました。
①全方位モニター用カメラパッケージ*2
2対応する専用ナビゲーションを装着すると、フロント、リヤ、左右両サイドに搭載した4つのカメラを用いて周辺状況を立体的に表示した“3Dビュー”をナビゲーション画面に表示します。また、左右確認サポート機能を追加し、運転者から見えにくい周辺状況の確認をサポートします。
・“3Dビュー”表示機能
クルマの周囲360°を立体的に表示する3Dビューを採用し、車両周辺の映像を車体の斜め上から見たような“室外視点”と運転席から車体を透かして見たような“室内視点”を切り替えて車両の周辺状況を表示します。
・左右確認サポート機能
見通しの悪い駐車場での停車または微低速走行時、全方位カメラの検知範囲内に人や車両などが近づいてくると、ブザー音と左右確認サポート表示の点灯で警告します。
*2 全方位モニター用カメラパッケージ搭載の「全方位カメラパッケージ」グレードは対応ナビゲーション(ディーラーオプション)装着を前提としています。採用車種は「HYBRID SZ 全方位カメラパッケージ」「CUSTOM HYBRID SV 全方位カメラパッケージ」「HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ」「CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラパッケージ」
②パドルシフト*3
ステアリングホイールに手を添えたまま、指先で素早くシフトチェンジが行えます。
*3 「HYBRID MX」を除く
(3)新色2トーンカラーを『デリカD:2 カスタム』に採用
これまでの6色に加え、スピーディーブルーメタリック/ブラック*4とクラレットレッドメタリック/ブラック*4の2色を新たに採用し、全8色展開としました。
*4 有料色4万3200円高(税込)
2.メーカー希望小売価格
182万1960~229万9320円(税込)
デリカD:2の車種サイトはこちら:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/