1980年代後半から90年代、そして2000年代前半まで、WRC世界ラリー選手権に参戦し、1995年のチャンピオン獲得、数多くの勝利とともに、その忘れられない迫力の走りで多くのファンを魅了したコリン・マクレー。そのマクレーの伝説を振り返るDVD『コリン・マクレー/ラリー・レジェンド 蒼き閃光の伝説』が9月15日に発売される。
1987年にWRC世界ラリー選手権に初めて参戦し、1991年からはプロドライブに加わりイギリス選手権でスバル・レガシィをドライブ。WRCにもスポット参戦し鮮烈な速さをみせたマクレー。スバルとともにWRCにレギュラーで参戦を開始すると、1993年にはレガシィに最初で最後の勝利をプレゼントした。
1995年には、555カラーのインプレッサとともに自身初のチャンピオンを獲得。その後はフォード、シトロエンに移籍し、2004年からはダカールラリーにも挑戦していた。しかし、まだまだキャリアを積み重ねようかという2007年、突然のヘリコプター事故により、39歳の若さでこの世を去った。
イギリス人最初のWRCチャンピオン、速いがすぐにクラッシュし、“マクラッシュ”の異名をとったドライビングスタイル、そして素朴な印象とは裏腹に、派手なスライドとともにコーナーをクリアする姿は、今もなお多くのファンを惹きつける。
そんなマクレーが不慮の事故で亡くなる約2ヶ月前の取材をもとに、マクレー自らがラリーのすべてを語り、伝説を振り返ることができるDVDが、ユーロ・ピクチャーズから9月15日に発売される『コリン・マクレー/ラリー・レジェンド 蒼き閃光の伝説』だ。日本語版では、貴重な映像に加え『fast master マクレー/スバル栄光の軌跡』と題し、イギリス選手権でレガシィを駆るマクレーのオンボード、さらにアジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)でインプレッサを駆るオンボード映像を収録している。
「これは比類無きラリー・レジェンドへの賛辞の作品」──そう語られる『コリン・マクレー/ラリー・レジェンド 蒼き閃光の伝説』。当時を知らないファンも、ぜひ一度ご覧いただきたい。詳細はユーロ・ピクチャーズホームページ(http://euro-p.com/SHOP/RA-117.html)まで。