フォワードレーシングは、2019年からMoto2クラスに参戦を予定しているMVアグスタ製シャシーを持つMoto2マシンのプロトタイプを公開した。
MVアグスタはイタリアのオートバイメーカー。ロードレース世界選手権に参戦していた1952年から1974年までにライダー部門で38度、コンストラクター部門で37度、合計75度のタイトルを獲得した。近年ではスーパーバイク世界選手権(SBK)やスーパースポーツ世界選手権(WSS)にMVアグスタのマシンが参戦している。
そんなMVアグスタが42年ぶりにロードレース世界選手権に復帰。フォワードレーシングとパートナーシップを締結し、トライアンフエンジンがオフィシャルエンジンとなる2019年よりMoto2クラスへ参戦する。
MVアグスタの新型プロトタイプマシンは、カジバ・リサーチ・センター(CRC)との共同プロジェクトにより開発が進められ、スチールトレリスフレームに、アルミのピボットプレート、リアスイングアームを組み合わせる。
ガソリンタンクはマスの集中化を図ったセンターレイアウトで、前後サスペンションはオーリンズ製。近日中にはシェイクダウン走行が予定されているという。