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ヨアキム・トリアー新作『テルマ』 少女の「タブー」が覚醒する北欧ホラー

2018年08月01日 17:11  CINRA.NET

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『テルマ』ポスタービジュアル ©PaalAudestad/Motlys
映画『THELMA』が『テルマ』の邦題で10月20日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国で順次公開される。

『第90回アカデミー賞』『第75回ゴールデン・グローブ賞』外国語映画賞ノルウェー代表作品に選出された同作は、ノルウェーを舞台に描かれる映画。信心深く抑圧的な両親に育てられ、幼少期の記憶を持たない大学生のテルマが、奔放な同級生アンニャと初めての恋に落ちたことで、封印されたはずの恐ろしい力を解放してしまう、というあらすじだ。

監督と脚本を務めたのは、ラース・フォン・トリアーの甥で、これまでに『母の残像』などを手掛けたヨアキム・トリアー。キャストにはエイリ・ハーボー、カヤ・ウィルキンス、ヘンリク・ラファエルソン、エレン・ドリト・ピーターセンが名を連ねる。

発表とあわせてポスタービジュアルと予告編が公開。銀色の器具を装着され、血の涙を流すテルマの写真や、「少女の中の“願い”が目を醒ます」というキャッチコピーなどが写し出されている。予告編では、謎の発作で体を痙攣させながら倒れるテルマの姿や、テルマとアンニャのキスシーン、テルマの母親の「これ以上あの子に秘密にできない」という言葉、テルマの体が宙に浮く場面などが確認できる。