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河瀬直美『Vision』、フランスでの公開が決定 サン・セバスティアン国際映画祭コンペ部門でも上映

2018年07月31日 17:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 6月8日に全国公開された河瀬直美監督の『Vision』が、11月28日よりフランスで公開されることが決まった。


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 本作は、『汚れた血』『アクトレス ~女たちの舞台~』などの作品で知られるフランスの女優ジュリエット・ビノシュと、河瀬監督とは前作『光』に続いてのタッグとなる永瀬正敏が主演を務めた人間ドラマ。紀行文エッセイを執筆しているフランス人女性ジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と、神秘の地・吉野の山々を守る山守の男・智(永瀬正敏)が出会い、言葉や文化の壁を超えて心を通わせていくさまを描く。ビノシュと永瀬のほか、EXILE / 三代目 J Soul Brothersの岩田剛典、美波、森山未來、田中泯、夏木マリらが共演した。


 7月にフランス・パリで行われた、日本の文化芸術祭典、ジャポニスム2018でインターナショナル・プレミアとして特別上映され、現地ファンからも注目を集めた本作。フランス版タイトルは“吉野への旅”を意味する『VOYAGE A YOSHINO』(※「A」はアクセントあり)。フランスの老舗配給会社Haut et Courtが配給を行う。公開決定に伴い、フランス版の予告編も公開された。


 また、毎年9月にスペイン・バスク地方で開催されるスペイン最大の国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門でも上映が決定。本作以外にも日本からは是枝裕和監督の『万引き家族』などの上映も決定している。(リアルサウンド編集部)


※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記