トップへ

スーパーフォーミュラSF19の第2回目テストがスタート。ホンダは山本、トヨタは国本が走行

2018年07月31日 14:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ピットアウトするトヨタエンジン搭載のSF19。ドライバーは国本雄資が務めた。
スーパーフォーミュラの来季型マシン『SF19』の国内2回目となる開発テストが7月31日、富士スピードウェイで始まった。今回はトヨタエンジン搭載車も走行、初日午前は国本雄資がトヨタ車を、山本尚貴がホンダ車をドライブしている。

 晴れ、ドライコンディションの富士で始まったSF19開発テスト2回目の初日。今回のテストでは、F1やF2等でも使用されているドライバー頭部保護デバイスであるハロ(HALO)の装着もスケジュールされているが、これは午後1~2時のセッションにて実施される予定で、午前9~11時の最初のセッションは7月上旬の前回富士テスト同様、ハロなしでの走行となった。スリックタイヤはフロントがSF19用にワイド化されたものを今回もヨコハマが持ち込んでおり、これは前回テスト時と同じものだという。

 前回テストではDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの野尻智紀がステアリングを握ったホンダエンジン搭載車は、今回TEAM MUGENのスタッフが走行オペレーションを担当し、ドライバーは山本尚貴。国内テスト初走行となるトヨタエンジン搭載車はJMS P.MU/CERUMO INGINGが走行オペレーションを担当、国本雄資がドライブに臨んだ(ピットには、同じく走行予定選手である石浦宏明の姿も見える)。

 終了間際の11時前には気温31度、路温45度という暑いコンディションとなった最初のセッション。開始15分頃に山本がダンロップコーナー付近でコース脇にストップし、ここで赤旗中断となる。この日最初の計測ラップで1分34秒626を出した翌周のことで、トラブルに見舞われた車両は回収車に乗せられての帰還に。このセッションではその後、ホンダ車の走行は見られなかった(総周回は3周半)。

 一方のトヨタ車、国本は計測ラップ3周前後ずつの走行を何度か繰り返し、総計で25周を消化、ベストタイムは1分27秒564だった。最高速は290km/h台後半の数字がコンスタントに記録されている。ちなみに、完全なドライではなかったとはいえ、7月上旬の富士戦における予選最速タイムは、Q2で国本がマークした1分23秒200となっている。

 初日はこの後、午後1~2時と3~4時にも走行セッションが予定されている。