7月27~28日、スパ・フランコルシャンでランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパの第4ラウンドが行われ、レース1で笠井崇志/フィリップ・ウラジック組46号車が総合10位/プロ-アマクラス5位でフィニッシュ。レース2では総合16位/クラス6位でフィニッシュした。
屈指のドライバーズサーキット、スパ・フランコルシャンでのランボルギーニ・スーパートロフェオ。今回はブランパンGTシリーズ最大のイベントであるスパ24時間のサポートレースとして開催され、多くの注目を集めるなかでのレースとなった。
今季は強豪ビンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)に加入しランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパに参戦している笠井は、第1ラウンドのモンツァではレース1でプロ-アマクラスの優勝を飾っている。前戦はチームメイトがオーガスト・マックベスに代わったが、今回はふたたびフィリップ・ウラジックが笠井とコンビを組んでいる。
7月27日に行われたレース1の予選では、ウラジックがニュータイヤでアタックを行い総合10番手/クラス6番手につける。続くレース2の予選では、笠井がユーズドタイヤでアタック。こちらは総合21番手/クラス8番手につけることになった。
27日のレース1では、ウラジックがスタートを担当し、ポジションをキープしながら笠井に交代。ただ、笠井がステアリングを握ってから2周ほどしたところでクラッシュが起き、セーフティカーが導入される。
その後10周ほどSCランで過ごした笠井だが、ファイナルラップでのリスタート後はそのままの順位でフィニッシュ。総合10位/クラス5位でレース1を終えることになった。
28日のレース2では、笠井がスタートを担当。スパらしくフォーメーションラップの開始直前に雨が止む状況。レインタイヤを履いたままの車両、スリックに替えるマシンと分かれたが、笠井はスリックを選択した。
序盤こそ濡れたコンディションで笠井は苦戦するが、路面コンディションは好転。笠井は一気にペースを上げると、総合23番手から11番手に戻しピットイン。ウラジックに交代する。
代わったウラジックは総合16番手を走るが、終盤1時間レースの残り8分というところで、トップ争いの車両がガードレールに激しくクラッシュ。マーシャルがいる場所へのクラッシュだったため、レースは即座に赤旗となり、そのまま終了となった。最終的に笠井組は総合16位/クラス6位という結果でレースを終えている。
今回の結果で笠井はランキング2位から3位となってしまったが、まだプロ-アマクラスの首位とは11点差。9月15~16日にドイツのニュルブルクリンクで開催される次戦での巻き返しを狙う。