トップへ

働く主婦が利用したいサービス1位家事代行 具体的には「保育園で使う縫い物の代行」「洗濯乾燥、区分けして畳んで宅配してくれる」

2018年07月31日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

しゅふJOB総研は7月26日、「働く主婦が利用・提供したいサービス」に関する調査結果を発表した。調査は今年5月~6月に実施し、同社が運営する求職サイト「しゅふJOBパート」の登録者999人から回答を得た。

「子育てと仕事の両立のために金銭負担を考慮せずに利用してみたいサービス」を聞くと、1位「家事代行」(55.8%)、2位「民間学童保育」(37.5%)、3位「塾等への送迎サービス」(36.9%)だった。4位以降、「病児保育施設」(30.4%)、「ベビーシッター」(25.9%)、「認可外の保育施設」(23.3%)と続く。

使いたい具体的なサービス内容を聞くと、「食材宅配サービス」、「ペットの散歩」のほか、

「洗濯ものを洗濯して乾燥して分けて畳んで宅配してくれる」(40代:パート/アルバイト)
「保育園で利用する縫い物の代行」(50代:派遣社員)
「特に受験期の塾や学校の宿題の学習サポート」(50代:パート/アルバイト)

などの声が寄せられた。かゆいところに手が届くサービスの需要があるようだ。

一方、経験を活かして提供したいサービスは「特になし」「他人の子の世話する気はない」


「家事や子育て経験を活かせたらサービスを提供する側として従事したい仕事」も聞いたが、1位は「特になし」(33.7%)だった。2位は「塾等への送迎」(27.6%)。3位が「施設での学童保育」(26.9%)で、次いで、「施設での保育」(24.8%)、「家事代行」(18.7%)、「ベビーシッター」(17.5%)、「施設での病児保育」(7.1%)などが挙がった。

「他人の子供の世話をする気は無い」(50代:パート/アルバイト)という声のように、子育て経験を他の誰かのために活用するつもりのない人もいたが、なにかしてみたいという人も少なくない。寄せられたコメントには、

「英語の読み聞かせをするなど特別な教育サービスがつくベビーシッターをしたい」(50代:パート/アルバイト)
「中学受験などの相談相手」(50代:派遣社員)

と、学習面でのサポートを希望する人が多かった。

調査を実施したしゅふJOB総研の川上敬太郎さんは、「仕事と子育てを両立させる上で、すべてを自力でやりきろうとしすぎず、外部協力を仰ぐこともまた知恵の一つ」だと指摘。その上で、

「サービスを利用したいと考える人の割合の方が、サービスを提供したいと考える人の割合よりも多い結果となった。サービスを利用し実際にその便利さを体験した人が増えていくと、それにあわせて徐々にサービスを提供する側として携わりたいという意識も高まっていく可能性がある」

とコメントしている。