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F・ワイズマンが問いかける“町” 『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』10月公開決定

2018年07月31日 06:02  リアルサウンド

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 フレデリック・ワイズマン監督最新作『In Jackson Heights(原題)』が、『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』の邦題で10月に公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが公開された。


参考:ロバート・アルトマン監督が映画史に残した足跡とはーー初ドキュメンタリーに寄せられる期待


 本作は、アメリカを代表するドキュメンタリー監督、ワイズマンの記念すべき第40作品目。今回ワイズマンが描いたのは、ニューヨークのクイーンズにある町ジャクソンハイツ。世界中から移民とその子孫が暮らし、167もの言語が話され、マイノリティが集まり、エスニックな味と多様な音楽があふれる街だ。ジャクソンハイツという町のあらゆる場所、あらゆる人にワイズマンは眼差しを向けていく。


 これまで何度も特集上映が開催されているワイズマンだが、劇場公開された作品は『パリ・オペラ座のすべて』『クレイジー・ホース』『ナショナル・ギャラリー英国の至宝』など、舞台やアートに関わる作品のみ。長年にわたりアメリカを観察し、記録し続けてきた監督の面目躍如たる作品が劇場公開されるのは初となる。


 公開されたポスタービジュアルは、“ニューヨークがニューヨークであるために、なくてはならない町の今”のコピーとともに、町が持つエネルギーと多様性を表現したカラフルな1枚となっている。(リアルサウンド編集部)