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藤原竜也主演で吉田修一原作『太陽は動かない』映画&連続ドラマ化決定 監督は羽住英一郎

2018年07月31日 05:02  リアルサウンド

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 吉田修一の小説『太陽は動かない』が、藤原竜也主演で映画&連続ドラマ化されることが決定した。


参考:藤原竜也演じる“狡猾な男”はなぜ人々を惹きつける? 『22年目の告白』声の演技に注目


 原作は、『怒り』や『悪人』など映画化が後を絶たない吉田のスパイアクション小説、通称“鷹野一彦”シリーズ三部作の『太陽は動かない』『森は知っている』『ウォーターゲーム』。今回映画で描かれるのは『太陽は動かない』『森は知っている』の2編で、連続ドラマは原作者である吉田監修のもと構築されるオリジナルストーリーとなる。


 世界を股にかけながら国政や企業の裏で暗躍し、そこで得た重要機密事項や情報から対価を得ることを生業としている産業スパイ組織・AN通信。諜報員・鷹野一彦と相棒の田岡亮一は、世界各国が奪い合う革新的な太陽光エネルギー開発技術に関する情報争奪戦の中にいた。そこには、日本政財界を揺るがす巨大な陰謀が隠されており、鷹野らは商売敵の韓国人スパイ・デビッドキムや謎の女・AYAKO、そして各国の権力者らと対峙していく。一方で、鷹野らの壮絶な過去、彼らの胸に埋め込まれているチップの謎も明らかになっていく。


 主演の藤原が演じるのは、諜報員の鷹野一彦。メガホンを取るのは、『海猿』シリーズをはじめ、『MOZU』シリーズ、『暗殺教室』シリーズを手がけた羽住英一郎。藤原と羽住監督は今作が初タッグとなる。


 また、今回は羽住監督&藤原主演により映画と連続ドラマを同時製作し、海外ロケの実施も予定。映画・連続ドラマ化決定の報とともに、関係者からコメントも寄せられている。


【藤原達也 コメント】
・映画化が決まった心境
過去に類を見ない巨大なスケールのエンターテイメント作品になると思いますので、今から身の引き締まる思いです。 あの壮大な世界観をしっかりと再現出来るように、スタッフ・キャスト力を合わせて、懸命に取り組みたいと思います。


・『パレード』(‘09)以来となる吉田修一の作品
前回出演させていただいた『パレード』は、比較的ゆっくりと静かに物語が進行していく作品でしたが、今作は正反対。終始ハードなテイストですし、物語の舞台は海外にまで広がっていくので…。また新たな吉田ワールドを体感できることが、今から非常に楽しみです。


・初タッグとなる羽住監督の印象と、今作での期待するポイント
伊藤(英明)君の『海猿』は、自分にとっても衝撃的な作品でした。『MOZU』もそうでしたが、スケールの大きなアクション作品を、繊細にカッコ良く撮られる監督という印象があります。今作では自分が出る側として、もちろんプレッシャーもありますが、監督の思い描く“鷹野”を、しっかり表現できるように努めたいと思います。


・初となる“スパイ”役に向けての意気込み
激しいアクションシーンを要する“スパイ”の役どころになりますので、来年の撮影に向け体の状態を万全に整えて、心して臨みたいと思います。映画・ドラマ共に、皆様の心を揺さぶる作品になるように、頑張ります!


【羽住英一郎監督 コメント】
・映画化が決まった心境
骨太でスケールの大きい産業スパイアクション小説の映画化に挑むにあたり、準備期間の今から刺激的な毎日が始まっています。劇場に来た観客達の度肝を抜く映画を目指して、羽住組のスタッフ一同全力でチャレンジして行きたいと思います!


・原作を読んで
頁を捲る手を休ませないノンストップアクションエンターテイメントにただただ圧倒され、鷹野一彦という男の過去を知れば知るほど、その姿をスクリーンで観てみたい衝動を抑えきれなくなっていく自分がそこにいました。


・初タッグとなる主演・藤原竜也の印象と、今作での期待するポイント
大胆さと繊細さを兼ね備え、男から見ても色気を感じる藤原竜也さんが創り出す鷹野一彦という男に会うのが今から楽しみで、その表情、肉体、迸る汗までも逃す事なくスクリーンに焼き付けたいと思っています!


【吉田修一 コメント】
・映画化が決まった心境
世界観、ヒューマニティ、ストーリー、そのどれをとっても、これまでの自著にはないスケールの大きな小説になりました。この超絶スパイエンターテイメント作品が、羽住英一郎監督、藤原竜也さん主演で映像化されると聞き、原作者として身震いするほど期待しておりますし、一映画ファンとしても、超一流スタッフによるジャパニーズ・スパイ・アクション映画の誕生が今から楽しみでなりません。


(リアルサウンド編集部)