声優・アーティストとして活動する下野紘の初のライヴハウスツアー「下野 紘ライヴハウスツアー2018 “Color of Life”」を締めくくる東京公演が7月28日に豊洲Pitで開催。2,500人もの観客を前にツアーファイナルにふさわしい最高のステージを繰り広げた様子をレポートする。
会場ではOP映像とともにピアノソロの切ないイントロが流れ始めたかと思うと、バンドメンバーに続けて下野が登場し『Black Thunder』を披露。さらにハイスピードなデビュー曲『リアル-REAL-』を畳み掛け、アツく激しいライヴが幕を開ける。
ツアーファイナルとなるこの日、ライヴへの意気込みとして下野は「いろんなモノぶっ飛ばしていこうと思ってるんで、よろしく!」と語る。そこから序盤とは一転、ジャジーでオトナな『Violet Phantom』、『beyond…』を披露し、ミドルテンポやスローな楽曲3曲で“聴かせる”ゾーンを展開。
その後も念願のライヴハウスツアーを実現させた喜びをまっすぐに語った下野は、『Fellow Yellow』、『Running High』を歌い再びフロアの熱を一気に高める。さらに『ぬらりひょんの孫』より黒羽丸役として歌唱したロックチューン『3つの翼』や有栖院御園役を担当した『SERVAMP‐サーヴァンプ‐』の『スパイラル*パンセ』、さらには桐生祟役を務めた『遙かなる時空の中で5』の『廃墟に咲く夢』を力強く歌唱。
“生でしっかり歌を聴いてもらえる姿”を見せられたことへの感激を語る下野は続けて、『Ever Red』『Blue Moon』と、バラードを続けて歌唱。聴き入るファンの心に染み渡る、寄り添うような優しい歌声を響かせる。
ライブが終盤に差し掛かると、すべての人へ「もらっている以上のものを返したい」と今の想いなどを言葉にしてしっかり届ける。そして本編ラスト2曲をスタート。力強く『ONE CHANCE』、ライヴ鉄板のタオル曲『Pleasure』を高らかに歌い、ファンとの一体感はこの日一番となった。
一度は舞台を降りた下野だが「アンコール!」の声に再度登場。バンドメンバーを呼び込むが、メンバーはなんと“からあげタワー”を引いて現れる。
バンドメンバーとわちゃわちゃしたやり取りで盛り上がるなか、ダブルアンコールとして改めて『Pleasure』を披露。下野の大好物・からあげをバンドメンバーに食べさせながら歌った下野は、直前とは異なりアンコールならではの楽しさにあふれた1曲を歌声でも作り上げていく。そして最後は自らも唐揚げを口にし、ジャンプエンド。自身初のライブツアーを、最高の笑顔で締めくくった。
【SET LIST】
M1 Black Thunder
M2 リアル-REAL-
M3 Violet Phantom
M4 beyond...(Live Version)
M5 約束
M6 Fellow Yellow
M7 Running High
M8 3つの翼
M9 スパイラル*パンセ
M10 廃墟に咲く夢
M11 Ever Red
M12 Blue Moon
M13 colors
M14 ONE CHANCE
M15 Pleasure
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ENM16 Change+ing
M17 リアル-REAL-
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ダブルEN
M18 Pleasure