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リカルドと接触したボッタスにペナルティ

2018年07月30日 04:51  AUTOSPORT web

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2018年F1第12戦ハンガリーGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
メルセデスF1チームのバルテリ・ボッタスは、ハンガリーGP決勝終盤、ダニエル・リカルドと接触した件で、審議の後に10秒のタイムペナルティを科された。

 ルイス・ハミルトンに続く2番手のポジションを守るため、長いスティントで走っていたボッタスは、タイヤの状態が悪化しつつあり、3番手のセバスチャン・ベッテルがオーバーテイクを仕掛けた際に接触、その時にフロントウイングにダメージを負った。4番手にポジションを落としたボッタスにリカルドが追いつき、追い越そうとした時にまたもや接触が起きた。ふたりはレースを続行、ボッタスはリカルドの後ろに後退、5位でフィニッシュした。

 レース後、ふたりの接触が審議された結果、スチュワードはボッタスに10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を与えることを決めた。ボッタスと6位のピエール・ガスリーの間には23秒以上のギャップがあったため、ボッタスは5位を維持することができた。

 スチュワードは、リカルドはターン1のアウト側にいて、ボッタスに十分スペースを残していたが、フロントウイングに損傷を受けた状態で走っていたボッタスは、ダウンフォース不足に陥っており、ラインが乱れ、ロックアップしてリカルドに接触したと、このインシデントについて説明した。

 ボッタス自身、「フロントウイングの半分を失い、ロックアップしているような状態だった。彼は(それを知らずに)僕が速いペースでコーナーに入って行くものと思い、ターンインした。それでぶつかってしまったんだ」と事故について語っている。