2018年F1ハンガリーGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは6番手だった。
ドライコンディション下で行われたFP3では10番手。予選直前に雨が降り、セッション中も断続的に雨となったため、路面コンディションが変化し続けた。
Q1はダンプコンディションでスタート。ガスリーはインターミディエイトタイヤでコースインしたが、路面が乾き始めたため、ウルトラソフトに交換、1分18秒577の14番手でQ1を突破した。
Q2では再び雨が強まり、セッションスタートとともにウルトラソフトでコースインしたものの、すぐにインターミディエイトに交換。悪化しつつあるコンディションに対応して早めにタイムアタックを行ったことが奏功し、ガスリーは1分31秒286で5番手、Q3進出を果たした。
Q3は完全なウエット状態となり、ウエットタイヤでアタックを続け、ガスリーは1分37秒591で6番手という好結果を出した。
姉妹チーム、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは7番手、ダニエル・リカルドは12番手に終わり、ガスリーは“Aチーム”のふたりより前のグリッドから決勝をスタートすることになる。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=6番手
コンディションの変化が激しい、クレージーな予選だったけど、結果には最高に満足している。
コースオフせずに走り続けることだけでも難しい状況だったが、チームはタイヤ戦略の面で素晴らしい仕事をしてくれて、僕自身もいいラップを走ることができた。すごく難しい予選だったけれど、本当に楽しかったよ。
予選前に雨が降り出した時、チャンスかもしれないと思った。でも6番手というのはすごい結果だ。この数週間、厳しい週末を送ってきただけに、チームにとって信じられないくらい素晴らしい結果だよ。
2台揃ってQ3に進出させるなんて、チームはすごい仕事をした。トロロッソにとって最高の一日だ。ここはオーバーテイクが難しいサーキットだから、予選でいい結果を出すことが重要だった。レースではライバルたちをてこずらせてみせるよ。ペースはいいはずだから、集中し、明日のレースに備えたい。
ただただ信じられない。コンディションは2周ごとに目まぐるしく変わっていた。
チームに対してきちんとしたフィードバックをするよう心がけた。そして彼らは正しい判断をしてくれたんだ。正しいタイミングで、スリック、インター、ウエットを選んだ。
最初のプラクティスからドライコンディションでもマシンの感触がとてもよかった。今のところすべてがうまくいっている。一番大事なのは日曜日だ。この調子を保ちたい。
マックス(・フェルスタッペン)がすぐ後ろにいるし、ダニエル(・リカルド)もすごいペースで迫ってくるだろう。難しいレースになるだろうね。でもプッシュし続けるだけだ。トロロッソは2台揃って予選でトップ10に入った。素晴らしいパフォーマンスだ。明日はポイントを獲得したいね。