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嵐の前にファンを沸かせた鈴鹿8耐前夜祭。トークショーにはチームカガヤマ監督のシュワンツも登場

2018年07月29日 04:41  AUTOSPORT web

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鈴鹿サーキットで行われている2018年鈴鹿8時間耐久ロードレースで7月28日、鈴鹿8耐前夜祭が行われた。注目チームの『8耐ライダートークショー』やナイトピットウォークなど、各種イベントが開催。鈴鹿8耐決勝日前日の夜を盛り上げた。

 台風12号の接近により、荒天が予想された28日夜の前夜祭。当初の開始時間よりも2時間早められ、17時に『8耐ライダートークショー』からスタートした。

 トークショーでは注目チームのライダーが登場。直前に行われた公式予選の上位10チームによる計時予選の振り返りや、赤裸々な話も飛び出し、集まったファンを沸かせた。

 トップバッターとして登場したのは、チームカガヤマ。ライダーとともに、監督を務めるケビン・シュワンツも姿を現した。

 24日から鈴鹿入りし、なんと設営も手伝ったというレジェンドライダーのシュワンツ。「鈴鹿はすばらしいサーキットだからバイクに乗りたい気持ちがある反面、明日は台風が来てコンディションがよくないだろうから、ライディングは若手ライダーに任せるよ」

 続いて登場したのは、ポールシッターのカワサキ・チームグリーン。トップタイムをマークしてカワサキ・チームグリーンを23年ぶりのポールポジション獲得に導いたジョナサン・レイは「今日はそんなに速くなかったよ! 昨日の方が速かった」と本人はあっさりしたもの。決勝レースについては「楽しみだけど、少し緊張している」のだとか。

 鈴鹿8耐で世界耐久選手権(EWC)のチャンピオン獲得がかかるF.C.C.TSRホンダ・フランスの3名。アラン・テシェは2カ月前から日本に滞在しており、「日本の食べ物は大好きだけど、スシは苦手」なのだという。

 直前に行われていた計時予選で2番手タイムをマークしたレッドブル・ホンダwith日本郵便。中上貴晶は直前に行われていた計時予選について、「アタック中、ちょっと引っかかった?」という質問されると「しょうがないですね…」と悔しさをにじませていた。

 最後に登場したヨシムラ・スズキMOTULレーシング。計時予選で転倒した津田拓也は、そのことに突っ込まれると苦笑い。「ニュートラルに入ってしまって…(マシンの)ポジションがいつもと違うので…、という言い訳なんですけど(苦笑)」と反省しきり。

 18時15分からはナイトピットウォークが行われ、こちらにも多くのファンが詰めかけた。ナイトピットウォークではライダーサイン会などは多く行われない代わりに、チームが行うピット作業練習などを見られるのが魅力だ。

 F.C.C.TSRホンダ・フランスのピット。EWCタイトル獲得に向け、着々と準備を進める。

 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMやKYBモリワキMOTULレーシングのピット前では、ピット作業の練習が行われていた。ライダーの走りはもちろん、ピットクルーの迅速な作業も耐久レースでは重要な要素のひとつ。


 8耐マンもナイトピットウォークを盛り上げる。

 レースの華、レースクイーンたちも登場。


 マスコットもナイトピットウォークを盛り上げる。

 歌と踊りや、生ライブを披露するチームもあり、ファンの注目を集めていた。


 鈴鹿サーキットの国際コースを歩くことができるのは貴重な体験。ここで、アツい決勝レースが繰り広げられる。