ユーロスポーツは28日、鈴鹿サーキットで記者会見を行い、2019-2020年シーズンのFIM世界耐久選手権(EWC)にセパン8時間が加わることを発表。このラウンドが鈴鹿8時間耐久ロードレースの予選となるという。
新たに加わるセパン8時間は、2019年12月7日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(SIC)で開催。EWC史上初のウィンターレースとして行われる。
レースフォーマットは、鈴鹿8耐と同じものを採用。公式予選上位10チームによるトップ10トライアルを実施し、決勝レースは夜を迎えてフィニッシュする。
会見のなかで最もポイントとなったのが、セパン8時間が鈴鹿8耐の予選ラウンドとして開催されることだ。このことについてユーロスポーツ社長、フランソワ・リベイロ氏は次のように語る。
「2年前に鈴鹿8耐をEWCのフィナーレとすることにした。開幕はボルドール、最終戦はこの鈴鹿サーキットだ」
「そして鈴鹿を終えた後からEWCはボルドールまで間が空く。この間をうまく使いたいと思った。だからEWCを東南アジアで走らせたいと考え、2年間かけてふさわしいサーキットを見つけた」
「2019年のシリーズスタートからセパン8時間が鈴鹿8耐に参戦するための予選と考えてもらえたらと思う」
「セパンを鈴鹿8耐の予選のひとつとして考えていることから、開催するレースも鈴鹿8耐とまったく同じフォーマットで行う予定だ。トップ10トライアルも行うし、8時間走り、最後は同じように夜も走ることができる」
なお、セパン8時間で行われる鈴鹿8耐予選の通過条件等は今後調整を進めていくとのことだ。また、セパンで8時間レースを開催するに当たり、会見に出席したSICのCEO、ラズラン・ラザリ氏はSICのチームもレースに参戦させると明かした。