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全日本F3第8戦:坪井が第5戦以来の勝利で今季6勝目。宮田が2位、大湯が3位に

2018年07月28日 18:51  AUTOSPORT web

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全日本F3選手権第8戦を制し笑顔をみせる坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)
全日本F3選手権第8戦は7月28日、岡山国際サーキットで18周の決勝レースが行われ、ポールポジションスタートの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が今季6勝目を飾った。2位は第7戦ウイナーの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、3位は大湯都史樹(TODA FIGHTEX)となった。

 台風12号の接近にともない、急遽タイムスケジュールが変更され、28日の午後5時25分から開催されることになった全日本F3選手権第8戦の決勝。西日が射す独特な雰囲気のなかでのスタートとなった。

 迎えたスタートでは、2番手スタートの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)の蹴り出しが良かったものの、1コーナーを制したのはポールポジションスタートの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)。大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、阪口晴南(TODA FIGHTEX)とTODA RACING勢が続く。

 第7戦で僅差の争いを展開したカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの2台だったが、今回は順位が逆となり、序盤1秒以内の戦いを展開していく。一方、3番手を争うTODA RACINGの2台の後方には、第7戦で悔しいジャンプスタートのペナルティをとられた片山義章(YTB F318)が続き、さらにその後方では金丸悠(B-MAX RACING F3)と第7戦3位の笹原右京(THREEBOND)の争いとなっていった。

 トップ争いはレース後半、第7戦と同様に少しずつ2台の差が開いていくことに。最終的に坪井が逃げ切り、今季6勝目をマーク。2位は宮田で3連勝はならなかった。表彰台争いは最後まで僅差の戦いが展開されたが、大湯が逃げ切り第3戦SUGO以来の表彰台を獲得している。

 4位は阪口、5位は片山となり、6位争いは金丸がポジションを守り切った。笹原は7位で、連続表彰台は途絶えることに。スタートで順位を落とした河野駿佑(HubAuto F318)は追い上げ8位となった。なお、既報のとおり7月29日に予定されていた第9戦は、台風12号の接近により中止が決定している。