全日本F3選手権第7戦を制し連勝を飾った宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317) 全日本F3選手権第7戦は7月28日、岡山国際サーキットで18周の決勝レースが行われ、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がポール・トゥ・ウインで2連勝。2位は坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、3位は笹原右京(THREEBOND)という結果となった。
台風12号の接近によるタイムテーブルの変更で、急遽13時55分にフォーメーションラップがスタートした全日本F3選手権第7戦の決勝。曇天のグリッドでは時折小雨も降ったが、路面はドライのままスタートのときを迎えた。
スタートでは、ポールポジションスタートの宮田がホールショットを決めトップで1コーナーへ。坪井が続くが、3番手スタートの阪口晴南(TODA FIGHTEX)が動けず遅れてしまう。
これで3番手には片山義章(YTB F318)、4番手に笹原右京(THREEBOND)、さらに5番手にはエンジン交換によるグリッド降格で6番手スタートだった大湯都史樹(TODA FIGHTEX)がつけるが、片山はジャンプスタートにより、大湯はスタート進行時のイエローラインカットによりドライブスルーペナルティが課されてしまうことに。これで宮田、坪井、笹原という順位に変化した。
トップの宮田と2番手の坪井は序盤、1秒差以内での戦いを展開していくが、10周を過ぎたあたりから2台の差はジワジワと広がっていくことに。最後まで逃げ切った宮田が、前戦富士での初優勝に続き2連勝。初めてのポール・トゥ・ウインを飾った。
2位には坪井が入ったが、ファステストラップの1点をもぎとることに。3位は笹原で、3戦連続の表彰台獲得となった。4位は金丸悠(B-MAX RACING F3)、5位は河野駿佑(HubAuto F318)という結果に。スタートでの遅れを挽回した阪口晴南(TODA FIGHTEX)が6位となり、1ポイントを獲得している。