フォース・インディアF1チームが破産申請を行ったとロイターが報じた。27日、チーム副代表のボブ・ファーンリーが認めたという。
F1ハンガリーGPが開催されている金曜、ロンドンの裁判所でヒアリングが行われた後、破産申請が行われたとロイターが報道している。
「今夜、フォース・インディアの管財人が指名された」とファーンリーが述べたということだ。
それに先立ち、チームのCOOオットマー・サフナイアーは、破産申請を行う可能性を示唆していた。
フォース・インディアは2018年シーズン、財政的な問題に苦しみ、状況は悪化しつつあるとみられていた。しばしばチーム売却のうわさが出ていたが、現時点では具体化していない。
チームはパワーユニットサプライヤーのメルセデス、メインスポンサーのBWT、ドライバーなどに対して多額の負債を抱えているといわれる。
RACEFANS.netは、複数の情報筋から聞いた話として、ペレスおよび彼のマネージャーとかかわりのある企業が法的手続きを進めているとも報じた。ペレスの代理人は、フォース・インディアには返済する能力がない、あるいはなくなりつつあると主張しているという。
フォース・インディアは管財人の管理下で活動を続け、負債を返済していくとの推測がなされている。一方、SBSによると、チームの開発ドライバー、ニキータ・マゼピンの父親など、チームへの投資を検討している者もいるようだ。
チーム代表および株主のビジェイ・マリヤは、事業で多額の負債を抱え、詐欺や資金洗浄の疑いで手配され、現在インドを離れてイギリスで暮らしている。