セルジオ・ペレスは、フォース・インディアの厳しい財政状況のせいでチームは前進を阻まれているが、チームのポテンシャルを信じていると述べている。
フォース・インディアの将来についてはパドックで憶測が飛び交っており、破産手続きが迫っているか、もしくは完全買収されるのではという噂でもちきりだ。しかしチームはいずれの噂も否定している。
今のところ詳細の多くは明らかになっていないが、COOを務めるオットマー・サフナウアーは、チームの財政難のためF1での開発競争が後退するリスクがあることを認めている。
ペレスもサフナウアーの懸念に同調しているが、それでも中団グループでの競争を維持するために戦い続けるという。
「現時点の状況は危機的だ。財政上の問題でチームがかなり後れをとっているのは秘密でもなんでもない」とペレスは木曜のハンガリーで語った。
「でも結果がすべてのF1において、今の結果を見てみると、僕たちはコンストラクターズ選手権で5位につけている。これまで財政問題があったことなど想像できないだろう」
「このことはチームのポテンシャルを表しているよ」
チームとの契約が2018年シーズン末で完了するペレスは、ハースへの移籍を噂されているが、2019年に環境を変えることを検討する前に、フォース・インディアの状況をもっと見極めたいと主張した。
「これからの数週間から数カ月、チームに何が起こるか様子を見たい。なぜなら僕はフォース・インディアが偉大なチームだと信じているからね」
「僕は有利な立場にいるから急いではない。でも早ければ早いほどいいけどね」
「決心するのにどれだけ待てるかというタイミングもある。夏休み期間中には、何が起きているのかよく分かるようになると考えている」
「そうしたら、はっきりとした判断ができるようになるだろう」