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元「スパイス・ガールズ」メラニー・ブラウン、ディスレクシア(読み書き障害)を告白

2018年07月28日 05:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

メラニーの苦悩が明らかに(画像は『Mel B 2017年1月18日付Instagram「I see you,you think I don’t but oh I do haha」』のスクリーンショット)
「スパイス・ガールズ」の元メンバーとして知られ、スケアリー・スパイス(Scary Spice)の愛称で日本でも人気を博したメラニー・ブラウン(Mel B、43)が、「生まれてこのかた自分は頭が悪いと思っていた」と告白。さらに昨年思いもよらぬ診断が下っていたことを公表した。

このほどメラニー・ブラウンが、人気番組『Loose Women』にて「ディスレクシアという診断が下った」と公表した。ディスレクシアは読み書き障害とも訳されるもので、メラニーの場合には「ずっと上手にものを読むことができなかった」という。同番組でメラニーはこのように語っている。

「昨年のことよ。ディスレクシアという診断を受けたの。これまでずっと自分の頭は人と違うんだと思っていたの。だから私はエンタメ業界が好きだし、歌って踊ってクリエイティブなことをするのが大好きなの。文字をなかなか読めない件については、隠しがちだった。でも自分が何を秘密にしているのかも分からなかったの。」

またこの問題を抱えたメラニーは、書かれている文字が反転して見える、何度も歌詞の覚え直しが必要になる、本の1章を読むのに5か月も要するといった症状に苦しんだとのこと。「いったいなぜ?」と疑問に感じていたぶん、診断が下ったことに心から安堵したともメラニーは語っている。

「ようやく分かったの。何年もなぜ苦しんだのかがね。学校では悪い子だと思われていたけど、実際に黒板に何が書かれているのか私には理解できなかった。自分の頭が悪いんだと思っていたのよ。他のみんなには全て理解できていたんだもの。学校はホントに辛かった。」

また破綻に終わった結婚生活について暴露する自叙伝は完成させたものの、オーディオブックの制作にあたり「自分に代わって読んでくれる人を雇う予定」とのこと。辛い結婚生活だったこともあり、それを自ら読み苦い経験を思い出さずに済むという利点にも触れている。

ちなみにメルは前向きで、ディスレクシアを抱えていることは「むしろプラスになった」と考えているのだそう。苦労した経験が今の自分につながったこと、また「スパイス・ガールズ」という世界的に人気を博したグループのメンバーでありながら「(ディスレクシアに堪えた経験から)プレッシャーに負けなかった」とも述べている。

画像は『Mel B 2017年1月18日付Instagram「I see you,you think I don’t but oh I do haha」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)