リクルートライフスタイルのクーポンマガジン『HOT PEPPER』は7月27日、「グルメの定番にまつわる地域差」の調査結果を発表した。
「カレーの中のお肉といえば?」という質問に対して、北海道から愛知県・岐阜県にかけた東日本では豚肉の割合が高いことがわかった。特に岩手県や青森県、北海道では約7~8割の人が豚肉を使っており、「東北では、カレーはもちろん、あらゆる料理に豚肉を使います」というコメントが寄せられた。
岐阜や福井、愛知では冷やし中華にマヨネーズ「かける」派が過半数
一方、関西圏では牛肉が定番だった。奈良県では75.5%、京都府では72.7%、大阪府でも64.8%の人が牛肉と答えている。
関東では"牛肉は高い"というイメージが強く、カレーに牛肉を入れる人は約20%と少数派だった。しかし自由回答によると「関西ではカレーにゴロゴロした牛肉が入っていることが幸せ」だといい、カレーに牛肉を入れることが一般的であるようだ。
次に、「一番なじみのあるラーメンの味」を聞いたところ、岩手県では41.7% 北海道では39.6%が味噌と回答していた。また熊本県(86.8%)、佐賀県(86.7%)、福岡県(78.3%)を始めとする九州地方では、とんこつが定番になっているようだ。
一方、本州ではほとんどの都府県でしょうゆがメジャーだった。特に青森県・福島県・富山県ではいずれも66.7%がしょうゆと答えている。
また、冷やし中華にはマヨネーズをかけないという人が多数派だが、岐阜県(70.9%)、福井県(54.5%)、愛知県(54.4%)など中部地方では「かける派」が半数を超えた。調査は2018年6月、全国の20~50代男女3095人を対象にインターネットで実施した。