舞台『書を捨てよ町へ出よう』のビジュアルが公開された。
公開されたビジュアルは、壁に描かれた宇野亞喜良のイラストの前で、ミナ ペルホネンの衣裳を着た佐藤緋美と青柳いづみがポーズをとっているもの。アートディレクターを名久井直子、撮影を井上佐由紀が手掛けている。
寺山修司による同名の評論、戯曲、映画のそれぞれで内容が異なる『書を捨てよ町へ出よう』。今回の公演は、2015年に映画版に基づいた藤田貴大(マームとジプシー)の演出で発表された公演の再演となり、都電沿線の廃墟のような長屋で万引き常習犯の祖母、無職の父親、ウサギを偏愛する引きこもりの妹と暮らす21歳のフリーター「私」の鬱屈した青春を、音楽と実験映像を交えて描く。
主演を18歳の佐藤緋美が務めるほか、共演者に青柳いづみ、川崎ゆり子、佐々木美奈、召田実子、石井亮介、尾野島慎太朗、辻本達也、中島広隆、波佐谷聡、船津健太、ドラマーの山本達久がキャストに名を連ねている。さらに穂村弘と又吉直樹(ピース)が映像出演する。東京公演は池袋の東京芸術劇場 シアターイーストで10月7日から。10月27日からは国内ツアーで長野、青森、北海道を巡るほか、11月21日からはパリ公演も行なわれる。