2010~2016年までイデミツ・ホンダ・チーム・アジアのライダーとしてMoto2クラスに参戦したラタパー・ウィライロー モリワキレーシングは7月26に開幕する2017-2018FIM世界耐久選手権のシーズン最終戦『”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会』に出場予定だったダン・リンフットがブリティッシュスーパーパイク選手権(BSB)での負傷により欠場。リンフットに代わり、イデミツ・ホンダ・チーム・アジアからMoto2クラスに参戦した経験を持つラタパー・ウィライローを起用すると発表した。
モリワキレーシングは2017年、9年ぶりに鈴鹿8耐に参戦しており、2年連続での挑戦となる。また2018年は、サスペンションメーカーのKYBがモリワキレーシングをバックアップ。チーム名を『KYB MORIWAKI MOTUL RACING』として、マシンはモリワキチューニングを施したホンダCBR1000RRモリワキ改、ライダーは高橋裕紀、清成龍一そしてリンフットの陣営でエントリーしていた。
しかしリンフットは7月22日にイギリス・ブランズハッチで行われたBSBの決勝レース中に転倒し手首を骨折。この負傷により鈴鹿8耐への参戦を取りやめることになった。
そこで白羽の矢が立ったのがウィライローだ。ウィライローは2015、2016年にTOHO Racing with MORIWAKIから鈴鹿8耐に出場した経験を持つほか、2017年の鈴鹿4耐ではA.P.Hondaの監督として参戦している。また2010~2016年までMoto2クラスに参戦した経験もある実力派ライダーだ。
鈴鹿8耐にはモリワキレーシングを含む64チーム192人のライダーが参戦する予定で、今年も熱戦が予想される。決勝は7月29日の11時30分からスタートする。