カワサキは7月25日、2019年からレオン・ハスラムとの契約に合意したことを発表。スーパーバイク世界選手権(SBK)のチャンピオンチームに加入し、ジョナサン・レイとともに王者を目指す。
『ロケット・ロン』の愛称で知られるロン・ハスラムを父に持つイギリス人ライダーのレオン・ハスラム。2009年から2015年までSBKにフル参戦した経験を持っており、2010年にはスズキのマシンを駆り年間ランキング2位を獲得した。2017年には第6戦ドニントンでワイルドカード参戦しレース1で2位を獲得している。
2016年からはブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)に復帰しJG・スピードフィット・カワサキから参戦。2018年シーズンは6ラウンド12戦終了時点で6勝、2位に80ポイントリードしランキングトップにつけている。
耐久レースの鈴鹿8時間耐久ロードレースにも出場。カワサキ・チーム・グリーンから2016年、2017年に参戦し、2位表彰台を獲得する実力を兼ね備えるライダーだ。
2019年シーズンからはカワサキから離脱を発表したトム・サイクスの後任で、2015年から3年連続チャンピオンを獲得しているカワサキ・レーシング・チームに加入することとなる。
ハスラムは「この機会を作ってくれたカワサキに本当に感謝しなければならない。SBKに復帰することをかなり楽しみにしている」とコメント。
「(SBKの)7年間で、レースの勝利、ラップレコード、ポールポジション、そしてチャンピオンシップ2位を獲得してきたから復活してもうまくいくだろう」
「BSBで3年間、そして鈴鹿8耐で受けたカワサキのサポートは格別だった。カワサキの働きに本当に感謝しているから、今は2018年のBSBタイトルを恩返しし、来季のSBKに挑戦したい」
「メーカーの競争が更に激しくなる2019年シーズンは、いくつか新しい挑戦が難しくなるが、プロフェショナルであり成功したチームだから僕たちは十分な成功ができると確信している」
レイのチームメイトとなるハスラム。26日から開催される鈴鹿8耐にも参戦するため、いちはやくふたりの走りを見ることができる。