高杉真宙＆Lynn、桜舞う「キミスイ」完成披露に登壇「切ない物語の中に、温かい言葉がたくさん」

劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』（9月1日ロードショー）の完成披露試写会が7月24日、東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催。主人公「僕」役・高杉真宙、山内桜良役・Lynn、桜良の母役・和久井映見、恭子役・藤井ゆきよ、隆弘役・内田雄馬ら声優陣が登壇し、主題歌を含む全3曲を書き下ろしたロックバンドsumikaもスペシャルゲストとして参加した。

上映前のイベントでは、映画をイメージした桜の花びらが舞い降る中に高杉らが登場。高杉は「この作品に関わることができて、大変嬉しく思います！」と笑顔で挨拶し、Lynnは「桜が舞う中を歩いてきたら、それだけで胸が一杯になりました」との感慨を述べた。


この日を迎えた気持ちについては、牛嶋新一郎監督が「皆さんに愛情を持って取り組んでいただけたので、それに負けないように作るのに必死で、本当に妥協を許さず作れたと、胸を張って誇れます」とコメント。

作品について、高杉は「漫画やアニメやゲームが好きな自分は、ひとつの夢として声優があったので、お話を頂いた時は、嬉しさや緊張を超えて、唖然としてしまいました。これから皆さんに見ていただくということで、とても緊張していますが、本当に素敵な作品ができたと思います」との思い入れを語った。

続くLynnは、桜良役での出演に「切ない物語の中に、温かい言葉がたくさん心に残る作品で、アニメーションならでの幻想的な表現もあり、桜良として生きることができて、嬉しかったです」と言及。これには高杉も「Lynnさんがいたからこそ、まっすぐ僕というキャラクターがゴールに向かって走れたのではないかと思っています」と反応し、アフレコ現場の充実ぶりをうかがわせた。

劇中に登場する“桜良の死ぬまでにやりたいことリスト”にかけた、“一生に一度はやってみたいこと”に関するトークなどで盛り上がったのち、最後には高杉が「本作で初の声優をやらせていただいたのですが、キャラクターと共にたくさんの人と出会い、一緒に成長出来たと思います。あらためて、この作品に携わることができて、良かったです」と挨拶。


「暖かく切ない物語がたくさんの人に届いて、この2人の距離を感じていただけたらなと思いました」とのメッセージで、舞台挨拶を締めくくった。

また本作の劇場来場者特典として、原作者・住野よるの書き下ろし小説が配布されることが決定。原作小説『君の膵臓をたべたい』の未来を描いた「父と追憶の誰かに」と題されたエピソードに加え、高杉とLynn、住野による対談も収録されるとのことで、こちらもファンには見逃せないプレミアムな内容となりそうだ。


劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』
9月1日全国ロードショー
(C)住野よる／双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ