映画『カメラを止めるな!』が全国40館以上の劇場で公開されることが明らかになった。
『カメラを止めるな!』は俳優映画監督養成スクールのENBUゼミナールによる企画『シネマプロジェクト』の第7弾作品。とある山奥の廃墟で撮影されたゾンビ映画を巡る物語で、劇中には約37分間におよぶワンシーン・ワンカットの映像も盛り込まれている。監督、脚本、編集は上田慎一郎が担当した。
映画は昨年11月に初公開され、今年6月から東京都内の2館で上映がスタート。7月22日時点で動員数2万4928人、興行収入3858万5390円を記録した。また、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2018』ゆうばりファンタランド大賞、イタリアの『第20回ウディネ・ファーイースト映画祭』観客賞2位を受賞したほか、アメリカ、カナダ、ドイツ、スペイン、ブラジル、チェコ、韓国など国内外の映画祭に招待されている。
『カメラを止めるな!』は現在公開中の8館をはじめ、TOHOシネマズほか全国で順次公開。上映館やスケジュールの詳細はオフィシャルサイトでチェックしよう。8月3日には東京・TOHOシネマズ 日比谷で上映劇場の拡大を記念したトークイベントを開催。上田監督をはじめ、濱津隆之、真魚、秋山ゆずきらキャストも登壇する。
上田監督は映画への反響を受けて「映画ファンもそうでない方も、カップルも家族もおひとり様も、会社員のおっちゃんも女子高生も、小学生もお年寄りも。職業、年齢性別も違う様々な人たちが、同じ場所でひとつになって、驚き、笑い、涙してくれています。控えめに言って奇跡です。映画館での体験こみの映画です。ぜひ映画館に映画を体験しにきてください!」とコメントを寄せている。
■上田慎一郎のコメント
去年の夏、汗と血にまみれながらみんなでつくった小さな映画『カメラを止めるな!』は今日まで僕たちの想像を超える奇跡を次々に起こしてくれました。「想像もしていませんでした」と何度言ってきたことでしょう。一生分の「想像もしていませんでした」を使い果たした…と思っていた矢先に今回のお話。間違いなく僕の34年の人生史上最大の「想像もしていませんでした」となりました。
お客さんから「この映画の客席は色んな色に溢れている」という言葉を頂いたことがあります。映画ファンもそうでない方も、カップルも家族もおひとり様も、会社員のおっちゃんも女子高生も、小学生もお年寄りも。職業、年齢性別も違う様々な人たちが、同じ場所でひとつになって、驚き、笑い、涙してくれています。控えめに言って奇跡です。映画館での体験こみの映画です。ぜひ映画館に映画を体験しにきてください!